
甲状腺結節の超音波像(別冊No. 5)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答と見分け方
正答:2

別冊No.5の矢印は、結節内の強い反射体(石灰化など)の後方に生じる深部方向の無エコー帯を示しており、音響陰影である。
- ハロー
- 音響陰影
- 側方陰影
- 多重反射
- サイドローブ
診療画像検査学は、CT・MRI・超音波・血管造影などの画像診断モダリティについて、その物理的原理・撮像パラメータ・造影法・アーチファクトを体系的に扱う分野である。国家試験では原理の理解に加えて、簡単な数式計算やアーチファクトの発生機序、造影剤の性質と禁忌が繰り返し問われる。
CT は被写体の周囲からX線を照射し、多方向の投影データ(サイノグラム)から断面の線減弱係数分布を再構成する装置である。再構成にはフィルタ補正逆投影法(FBP)や逐次近似再構成が用いられる。
画素値は CT値(Hounsfield値, HU) で表され、水を基準に次式で定義される。
CT値 [HU] = (μ − μ_w) / μ_w × 1000
ここで μ は組織、μ_w は水の線減弱係数。定義から水は 0 HU、空気は約 −1000 HU。μ が水の 1.1 倍なら (1.1−1)/1×1000 = 100 HU、CT値 50 HU の物質は μ/μ_w = 1.05 と式から直接計算できる。
CT値は組織の実効原子番号と管電圧(実効エネルギー)に依存する。ヨウ素を含む甲状腺や造影後の血管はCT値が高く、含気する肺は最も低い。管電圧を下げたりビームハードニング補正を外すと、同一組織でもCT値が変化する。
国試ポイント: CT値の定義式は暗記必須。「水の N 倍の μ → CT値 (N−1)×1000」の換算と、比 μ/μ_w = 1 + CT値/1000 を使う計算が頻出。
MRI は静磁場中の水素原子核(プロトン)に共鳴周波数のRFパルスを与え、緩和過程で放出される信号を画像化する。緩和には2種類ある。
コントラストは TR・TE の設定で決まる。短TR・短TE で T1 強調、長TR・長TE で T2 強調、長TR・短TE でプロトン密度強調となる。IR 法(反転回復)では TI を調整し、脂肪抑制(STIR)や水抑制(FLAIR)に用いる。
| 強調画像 | TR | TE | 脂肪 | 自由水(CSF・尿) |
|---|---|---|---|---|
| T1強調 | 短 | 短 | 高信号 | 低信号 |
| T2強調 | 長 | 長 | 中〜高信号 | 高信号 |
| プロトン密度強調 | 長 | 短 | 中信号 | 中信号 |
高速スピンエコー(FSE/TSE)は1回のTRで複数エコーを収集し撮影時間を短縮する。パラレルイメージングを併用すると位相エンコード数を減らしさらに高速化できる。
拡散強調像(DWI) は水分子のブラウン運動(拡散)を画像化し、見かけの拡散係数 ADC で定量する。b値は MPG(motion probing gradient)の強度・印加時間・間隔から決まる拡散強調の程度を表す量で、G を増大させると b値が増加する。脳梗塞急性期は細胞障害性(細胞毒性)浮腫により拡散が制限され高信号を呈する。
MRA: TOF 法は撮像面へ流入する未飽和スピンが高信号を呈する流入効果を利用し、基本シーケンスは GRE 法。乱流や渦流は位相分散を生じ信号低下の原因となる。MRCP は重T2強調で静止した胆汁・膵液を高信号に描出し、造影剤を用いず、腸管信号抑制に経口陰性造影剤を併用することがある。
国試ポイント: 緩和時間の大小は T2* < T2 < T1 が原則。DWI の高信号=拡散制限(急性期梗塞)、b値↑で拡散強調が強まる、を結び付けて覚える。
超音波は圧電素子で発生させたパルスを送信し、音響インピーダンスの異なる境界からの反射(エコー)の往復時間と強度から断層像を得る。生体内音速は約 1530 m/s とされる。距離分解能は波長すなわち周波数で決まり、高周波ほど分解能は高いが減衰が大きく深部到達性は低下する。消化管・血管内には高周波の細径プローブが用いられる。
ドプラ法 は動く反射体による周波数偏移を利用する。血流エコーの後方散乱の主体は血液中に高濃度で存在する 赤血球 である。ドプラ偏移周波数は次の関係にある。
Δf = 2 f_0 v cosθ / c
f_0 は送信周波数、v は血流速度、θ はドプラ角(ビームと血流のなす角)、c は音速。cosθ を含むため計測血流速度はプローブの傾き(ドプラ角)に依存し、θ が 90° に近いと偏移が検出できない。パワードプラ法は信号強度を表示し高感度だが、血流の速度・方向情報は得られない。

国試ポイント: ドプラ偏移は cosθ 依存 → θ=90° で流速計測不能。後方散乱の主体は赤血球。パワードプラは速度・方向を出せない、を押さえる。
ヨード造影剤(CT・血管造影用)は水溶性で、高浸透圧の イオン性 と、それより低浸透圧の 非イオン性 に分かれる。非イオン性製剤はイオン性に比べ悪心・嘔吐・発疹などの即時型(アナフィラキシー様)副作用が少ない。重篤な甲状腺疾患は禁忌。事前のヨードテストは有用性が否定され現在は行わない。腎機能低下例では造影剤腎症に注意する。
ガドリニウム造影剤(MRI用)の細胞外液性製剤は常磁性のガドリニウムがプロトンの T1緩和時間を短縮 し、T1強調像で信号増強をもたらす。静脈内投与され血管外細胞外液腔へ拡散する。腎機能高度低下例では腎性全身性線維症(NSF)に注意する。
主要な造影剤の対比を以下にまとめる。硫酸バリウムは水に不溶な陽性造影剤で消化管を高吸収に描出し、消化管穿孔や穿孔の疑いがある場合は腹膜炎を起こすため禁忌で、水溶性ヨード造影剤(ガストログラフィンなど)に切り替える。空気・炭酸ガスは陰性造影剤として二重造影に併用する。
| 造影剤 | 主な用途 | 造影の性質 | 主な禁忌・注意 |
|---|---|---|---|
| ヨード造影剤(水溶性) | CT・血管造影・尿路 | 陽性(X線吸収↑) | 重篤な甲状腺疾患、造影剤アレルギー、腎機能低下(造影剤腎症) |
| 硫酸バリウム | 消化管(食道〜大腸) | 陽性(X線吸収↑) | 消化管穿孔・穿孔の疑い(腹膜炎のため禁忌) |
| ガドリニウム造影剤 | MRI(T1短縮) | 陽性(T1WI 高信号) | 高度腎障害(腎性全身性線維症 NSF) |
| 空気・炭酸ガス | 消化管・注腸の二重造影 | 陰性(X線吸収↓) | ― |
国試ポイント: 非イオン性ヨード造影剤=低浸透圧・即時型副作用少・甲状腺疾患禁忌。ガドリニウムは T1 短縮効果で T1WI を増強、を対で覚える。硫酸バリウムは消化管穿孔(疑い含む)で禁忌、水溶性ヨード造影剤に変更、も頻出。
血管造影はカテーテルから造影剤を注入し血管をX線撮影する検査で、DSA(デジタルサブトラクション血管造影)はマスク像を差分し骨・軟部を除去する。IVR(画像下治療)では塞栓術・血管拡張術などを画像誘導下で行う。
骨塩定量(骨密度): DXA(二重エネルギーX線吸収測定)法は腰椎・大腿骨頸部を測定する標準法。QUS(定量的超音波)は踵骨、DIP 法は手の第2中手骨を測定部位とする。造影CTでは下垂体・脈絡叢など血液脳関門を欠く正常構造が増強される。
アーチファクト問題は「見た目」「発生原因」「低減法」を一組で確認する。下の国試図表では正解以外の選択肢も開き、似た像を横に並べて区別する。
| モダリティ | アーチファクト | 画像の手掛かり | 主な原因・低減 |
|---|---|---|---|
| CT | リング | 同心円状 | 検出器感度異常。校正・保守 |
| CT | カッピング | 円形被写体の中心が低CT値 | ビームハードニング。補正・適切な撮影条件 |
| CT | ダークバンド | 錐体骨間など高吸収体間の暗い帯 | ビーム硬化・光子不足 |
| CT | メタル・ストリーク | 高吸収体から放射状の明暗線 | 金属、光子不足。金属低減処理、条件調整 |
| CT | モーション | 輪郭のずれ、線状・帯状偽像 | 体動・呼吸。固定、息止め、高速化 |
| MRI | 化学シフト | 脂肪・水境界の位置ずれや黒い縁 | 周波数差。受信帯域幅拡大、脂肪抑制 |
| MRI | 折り返し | FOV外の解剖が反対側へ重なる | 位相方向FOV不足。FOV拡大、oversampling |
| MRI | モーション・拍動ゴースト | 位相方向に反復像 | 呼吸・拍動。同期、固定、飽和パルス |
| MRI | 磁化率 | 金属・空気境界の信号欠損と歪み | 局所磁場不均一。SE、短TE、帯域幅拡大 |
| MRI | トランケーション | 高コントラスト境界に平行な縞 | k空間の打切り。matrix増加、filter |
| 超音波 | 音響陰影 | 強反射体の後方が暗い | 結石・骨・ガスによる反射・減衰 |
| 超音波 | 後方エコー増強 | 嚢胞後方が明るい | 液体内の減衰が小さい |
| 超音波 | 多重反射 | 等間隔の反復高エコー | 強反射面間の往復 |
| 超音波 | 鏡面反射 | 横隔膜などの反対側に虚像 | 強い鏡面反射体 |
| 超音波 | 外側・側方陰影 | 円形構造の側縁後方に細い陰影 | 屈折 |
| 超音波 | サイドローブ | 無エコー腔内の弧状偽像 | 主ビーム外の副極 |
| Doppler | 折り返し | カラーモザイク、スペクトルの反転 | Nyquist限界超過。PRF上昇、周波数低下 |
| SPECT | リング | 断層像の輪状偽像 | 均一性不良、回転中心ずれ |
| PET・SPECT | 体動・位置ずれ | PET/CT間の集積と解剖の不一致 | 呼吸・体動。位置合わせ、撮像手順 |
| PET | Gibbs様縁取り | 高集積辺縁の過大評価 | 空間分解能補正 |
CTの再構成画像から目的に応じた表示画像を作る。処理法の名前だけでなく、「何を強調し、何が弱点か」を画像と対応させる。
| 処理法 | 表示の考え方 | 主な用途・注意 |
|---|---|---|
| MPR | 横断像から任意断面を再構成 | 冠状断・矢状断、骨折線や病変の広がり |
| CPR | 曲線に沿って断面を展開 | 冠動脈、膵管、尿管など |
| MIP | 投影線上の最大CT値を表示 | 造影血管、石灰化。高吸収体が重なると後方が隠れる |
| MinIP | 投影線上の最小CT値を表示 | 気道、肺気腫、低吸収域 |
| VR | CT値ごとに不透明度と色を与えて立体表示 | 血管・骨・臓器の位置関係。設定値で見え方が変わる |
| VE | 内腔を仮想的に観察 | CTコロノグラフィ、気管支 |
| Ray Sum | 投影方向のCT値を積算 | 単純写真に近い投影像 |
| 撮像法 | 特徴 | 主な注意 |
|---|---|---|
| SE | 90°パルス後に180°パルスで再収束 | T2*の影響を除いたT2を反映。撮像時間は長い |
| FSE/TSE | 1回のTRで複数のエコーを収集 | 高速化できるが脂肪が高信号になりやすい |
| GRE | 180°パルスを使わず傾斜磁場でエコー形成 | 高速、T2*強調、磁化率の影響が大きい |
| IR | 180°反転後、TIを置いて励起 | STIR、FLAIRなど特定組織の信号抑制 |
| EPI | 1回または少数回の励起でk空間を高速収集 | DWI・fMRI。歪みと磁化率アーチファクトが出やすい |
| 方法 | 原理 | 試験での区別 |
|---|---|---|
| CHESS | 水と脂肪の周波数差を利用 | 磁場不均一に弱い |
| STIR | 脂肪の縦磁化が0になるTIで励起 | 磁場不均一に比較的強い。造影後の評価には不向き |
| Dixon | 水と脂肪の位相差を利用して分離 | 水画像・脂肪画像を作れる |
| SENSE・GRAPPA | 複数コイルの感度分布を利用 | 位相エンコードを間引いて高速化。SNRは低下する |
| 表示法 | 表示内容 | 主な用途 |
|---|---|---|
| Aモード | 反射強度を振幅として表示 | 距離計測など |
| Bモード | 反射強度を輝度として二次元表示 | 通常の断層像 |
| Mモード | 一方向の動きを時間軸で表示 | 心臓弁や壁運動 |
| カラードプラ | 平均流速と方向を色表示 | 血流の分布 |
| パワードプラ | ドプラ信号の強さを表示 | 低流速に高感度。方向・速度は示さない |
| パルスドプラ | 指定位置の速度スペクトル | 距離分解能あり、折り返しあり |
| 連続波ドプラ | ビーム上の全速度を測定 | 高速流を測れるが距離分解能なし |

甲状腺結節の超音波像(別冊No. 5)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:2

別冊No.5の矢印は、結節内の強い反射体(石灰化など)の後方に生じる深部方向の無エコー帯を示しており、音響陰影である。

腹部 MR 像(別冊No. 1)を別に示す。 このアーチファクトを軽減する方法で正しいのはどれか。
正答:3

脂肪・水境界に周波数エンコード方向のずれとして現れる化学シフトアーチファクトで、受信バンド幅を広げると軽減する。

(別冊No. 1)を別に示す。 MR 像矢印で示すアーチファクトの原因はどれか。
正答:5

MR像で矢印は、大動脈とほぼ同じ高信号の円形構造が位相エンコード方向(前後)に並んで複製されたゴーストを指しており、拍動する大動脈が周期的な信号変動を生じた拍動アーチファクトである。正答は5。

右季肋部縦走査の超音波像(別冊No. 2)を別に示す。 矢印で示すアーチファクトはどれか。
正答:5

右季肋部縦走査で矢印は、横隔膜(強反射面)の深部にその面と平行して現れた弧状の高エコーを指しており、探触子と強反射面の間で超音波が往復して生じる多重反射である。正答は5。

肝臓の超音波像(別冊No. 1)を別に示す。 矢印で示すアーチファクトはどれか。
正答:2

高輝度の横隔膜(強反射面)の深部に肝実質と同じ像が虚像として現れており、矢印はこの鏡面反射(ミラーイメージ)を指す。

頭部単純 CT 像(別冊No. 8)を別に示す。 確認できるのはどれか。
正答:4

両側錐体骨に挟まれた脳幹部に横走する低吸収帯(ビーム硬化による帯状陰影)がみられる=ダークバンドアーチファクト。

(別冊No. 1)を別に示す。 X 線 CT 像左の正常画像に対して右の画像のアーチファクトで正しいのはどれか。
正答:3

右画像は中心部が暗く周辺が明るい濃度勾配を示し、ビームハードニングによるカッピングアーチファクト。

腎臓の超音波像(別冊No. 5)を別に示す。 矢印で示すアーチファクトはどれか。
正答:3

体表に近い部位で等間隔の平行な高エコー線が反復しており、多重反射(リバーブレーション)。

MR 像(別冊No. 7)を別に示す。 この画像で認められるアーチファクトはどれか。
正答:3

位相エンコード方向に反復する縞状のゴーストがあり、体動(モーション)アーチファクト。

右側腹部の超音波像(別冊No. 3)を別に示す。 矢印で示すアーチファクトはどれか。
正答:2

類円形の無エコー構造の外側縁から深部へ細い低エコー帯が伸び,矢印はこの外側陰影を示す。

腹部 MR 像(別冊No. 4)を別に示す。 矢印のアーチファクトを軽減するのはどれか。
正答:5

明るい大動脈から位相方向に拍動性のゴーストが並ぶ。流入血の信号を抑える空間飽和パルスで軽減する。

胆囊の超音波像(別冊No. 6)を別に示す。 矢印で示すアーチファクトはどれか。
正答:4

無エコーの胆囊内腔に淡い弧状の偽エコーが描出され,矢印はサイドローブによる虚像を示す。

腹部 MR 像(別冊No. 2)を別に示す。 矢印の部分に存在するアーチファクトで正しいのはどれか。
正答:2

矢印は腎の水/脂肪境界に生じる化学シフトアーチファクト(位置ずれ型)を指す。周波数方向に現れ、静磁場強度が高いほど顕著になる。

右頸動脈の超音波像(別冊No. 1)を別に示す。 この画像に認められるアーチファクトを低減するための方法として正しいのはどれか。2つ選べ。
正答:1・2

図のカラードプラは血管内が赤青モザイク状に混在し、速度スケールが±14.9cm/sと低いため折り返し(エイリアシング)アーチファクトが生じている。流速レンジを広げれば低減する。

右肋骨弓下縦走査の超音波像(別冊No. 4)を別に示す。 考えられるのはどれか。
正答:4

別冊No.4は肝実質がびまん性に高エコー(bright liver)を示し、深部エコーが減衰して肝腎コントラストが増大しており、脂肪肝の所見である。

乳房 MR ダイナミック撮影時の時間信号曲線を図に示す。 悪性腫瘍に特徴的な曲線はどれか。
正答:3

Cは早期に急峻に立ち上がってピークに達した後に信号が低下する洗い出し(washout)型で、悪性腫瘍に特徴的である。

めまいを訴える患者の頭部 MRI の FLAIR 像(別冊No. 2A)と拡散強調像(別冊 No. 2B)を別に示す。 医師に報告すべき病変が存在するのはどれか。
正答:3

拡散強調像(別冊No. 2B)で小脳半球に高信号を認め、急性期の小脳梗塞として報告すべきである。

急性期脳梗塞の頭部 MRI の FLAIR 像(別冊No. 4A)及び拡散強調像(別冊No. 4 B)を別に示す。 病変の部位はどれか。
正答:1

拡散強調像(B)で正中に近い後方の灰白質に境界明瞭な高信号を認め、視床に一致する。FLAIR(A)では明瞭でなく急性期梗塞に合致する。

MRCP 像(別冊No. 5)を別に示す。 結石が存在するのはどれか。
正答:3

MRCPで高信号の胆管系が描出され、下行する総胆管の内腔に複数の低信号の陰影欠損(結石)を認める。左方の円形高信号は胆嚢。


頭部 MRA の MIP 像(別冊No. 3A)及び 3 D 再構成像(別冊No. 3B)を別に示す。 矢印で示す動脈瘤の部位はどれか。
正答:4

MIP像・3D再構成像とも矢印は、左右の前大脳動脈が正中で合流する部位に生じた小さな囊状の膨らみを指しており、前交通動脈の動脈瘤である。正答は4。

腹部 MRI の T2 強調像(別冊No. 2)を別に示す。 多房性の腫瘤が存在する臓器はどれか。
正答:3

膵体尾部に一致して、T2高信号の小嚢胞が集簇する多房性腫瘤(ブドウの房状)がみられる。

腹部造影 CT 像(別冊No. 7)を別に示す。 考えられるのはどれか。
正答:5

腹部大動脈が壁石灰化(点線状高吸収)を伴って瘤状に拡張し、周囲に血腫(軟部濃度)が広がる=腹部大動脈瘤破裂。

胆囊の超音波像(別冊No. 3)を別に示す。 考えられる疾患はどれか。
正答:2

胆囊内に高エコーの塊があり後方に音響陰影を引いており、結石の所見。

乳腺腫瘤の超音波像(別冊No. 2)を別に示す。 正しいのはどれか。2つ選べ。
正答:2・4

不整な低エコー腫瘤で,皮膚側に引きつれ(牽引)を認め,内部に微細な点状高エコー(微小石灰化)が散在する。

頭部単純 CT 像(別冊No. 14)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:3

単純CTで矢印は脳実質内の類円形高吸収域=出血を示す。

血管造影写真(別冊No. 10)を別に示す。 行われた IVR の手技はどれか。
正答:3

拡大像で脳動脈瘤部に密な塊状の充填物(コイル)がみえる=コイル塞栓術。

頸部造影 CT(別冊No. 9)を別に示す。 病変が発生した臓器はどれか。
正答:3

頸胸境界の造影CTで気管前面を取り囲むように腫大した臓器に病変がある。甲状腺。

頭部単純 CT(別冊No. 6)を別に示す。 病変が存在するのはどれか。
正答:3

頭部単純CTで前頭部に低吸収域を認める。病変は前頭葉に存在する。

腹部造影CT(別冊No.7A)と治療2週間後の腹部単純CT(別冊No.7B)を別に示す。行われた治療は何か。
正答:4

治療2週間後の単純CT(B)で腫瘍内に高吸収のリピオドール沈着を認める。肝動脈化学塞栓術(TACE)。

脳卒中の急性期に撮影された頭部 MRI の拡散強調像(別冊No. 3)を別に示す。 矢印の高信号が反映している病態として正しいのはどれか。
正答:3

急性期の拡散強調像で、矢印の左大脳基底核付近に高信号(拡散制限)を認める。急性梗塞による細胞障害性浮腫を反映する。


IVR による治療前の脳血管造影像(別冊No. 7A)と治療後の脳血管造影像(別冊No. 7B)を別に示す。 誤っているのはどれか。
正答:3

治療前(No.7A)は内頸動脈に大きな円形の動脈瘤が濃染するが、治療後(No.7B)では同部の濃染が消えコイル塊の淡い陰影のみで母動脈は開存しており、コイル塞栓術が行われている。ステント留置術とする3が誤り。


頭部 MRA の MIP 像(別冊No. 2A)を別に示す。 矢印で示す脳動脈瘤が存在する断面(別冊No. 2B)ア〜オはどれか。
正答:3

MIP像で矢印は左内頸動脈終末部〜中大脳動脈起始部の小さな瘤状突出を指す。ア〜オの横断像のうち、この高さ(ウィリス動脈輪レベル)で左側に矢印部と一致する動脈瘤が描出されるのはウ。

乳腺超音波像(別冊No. 4)を別に示す。 矢印で示す構造の成分はどれか。
正答:1

乳腺超音波で矢印は境界明瞭な類円形の無エコー域を指し、後方エコー増強を伴う。無エコー+後方増強は内部が液体の嚢胞を示す。

1.5 T MRI 装置による高速 SE 法での頭部 MR 像(別冊No. 1)を別に示す。 設定した TR[ms]、TE[ms]に近い組合せはどれか。 TR TE
正答:5

別冊No.1は側脳室などの脳脊髄液が低信号に抑制され、実質はT2強調様のコントラストを示すFLAIR像である。FLAIRは反転回復でCSFを抑制しつつ長TR・長TEで撮像する。

腹部 MR 像(別冊No. 2)を別に示す。 画像の説明で正しいのはどれか。 2 つ選べ。
正答:4・5

別冊No.2は脂肪抑制を併用した造影後T1強調像で、大動脈や肝実質が高信号に増強され、膵尾部(脾臓側)に低信号域を認める。

胸部 MRI の T1 強調像(別冊No. 3)を別に示す。 前縦隔腫瘤が接するのはどれか。
正答:4

別冊No.3は前縦隔に軟部腫瘤を認め、その後方で肺動脈幹に接している。


経静脈性尿路造影写真(別冊No. 9)を別に示す。 時系列が正しいのはどれか。
正答:5

経静脈性尿路造影の時系列は、造影剤が腎から尿管を経て膀胱へ移行する順に並ぶ。図では造影剤の分布がほとんどないエが最初期、腎盂腎杯に造影剤が集まるウ、尿管〜膀胱へ移行するイ、膀胱に造影剤が貯留するアが最も遅く、エ→ウ→イ→アが正しい。

胸部正面 X 線写真(別冊No. 10)を別に示す。 心胸郭比〈CTR〉で正しいのはどれか。
正答:1

心胸郭比 CTR は左右の心陰影の正中線からの最大幅の和を胸郭最大内径で割る。図で A は正中線から右心縁、B は正中線から左心縁までの距離、C は胸郭最大内径なので CTR=(A+B)/C。

腹部の血管造影写真(別冊No. 11)を別に示す。 正しい組合せはどれか。
正答:4

腹腔動脈造影で、カテーテルから分岐した血管をたどると、エは肝門部へ上行して肝内へ分布する固有肝動脈を指す。

頭部 CT 像(別冊No. 12)を別に示す。 正しい組合せはどれか。
正答:4

橋レベルの頭部 CT で、エは橋と小脳の間の正中に位置する第四脳室(低吸収)を指す。

スピンエコー法のパルスシーケンスを図に示す。 矢印①の印加パルスに最も関係する構成機器はどれか。
正答:5

図はスピンエコー法のパルスシーケンスで、矢印①はエコー読み出しに合わせて印加される灰色矩形(読み出し傾斜磁場)の列を指す。この波形を担うのは周波数エンコード傾斜磁場コイルである。

超音波画像診断装置のプローブからの音場の模式図を図に示す。 図中の番号の説明で正しいのはどれか。
正答:1

①は近距離音場(フレネルゾーン)で、超音波ビームがほぼ平行に平面波として進む領域である。

頸椎椎間板ヘルニア患者の頸椎 MRI の T2 強調矢状断像(別冊No. 3)を別に示す。 脊髄の圧迫変形が最も強いレベルはどれか。
正答:3

C3/4レベルで椎間板の後方突出により前方くも膜下腔が消失し、脊髄の圧迫変形が最も強い。

心窩部横走査の超音波像(別冊No. 4)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:2

矢印は脾静脈を後縁に伴い、上腸間膜動脈の腹側を横走する膵臓を示している。

骨盤部の X 線写真(別冊No. 6)を別に示す。 正しい組合せはどれか。
正答:2

イの矢印は寛骨下部の大きな開口部である閉鎖孔を指しており、閉鎖孔が正しい。

頸部造影 CT(動脈相)像(別冊No. 7)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:1

矢印は左頸部で気道の外側に並ぶ血管のうち前内側のものを指し、外頸動脈に一致する。

胸部造影 CT 像(別冊No. 8)を別に示す。 正しい組合せはどれか。
正答:1

アは前縦隔の大きな造影される血管である上行大動脈を指しており、上行大動脈が正しい。

JIS 規格診断用 MR 装置用ファントムの構成部品を図に示す。 z に直交する面(xy 面)の撮影で点検する項目はどれか。
正答:3

図は台座上で交差する2枚の傾斜板(ランプ)を示し、下段のz-x断面でも板がz方向に傾いているのがわかる。z軸に直交するxy面で撮影すると、傾斜板が写る像の広がりからスライス厚を評価できる。

乳房の MR 像(別冊No. 1)を別に示す。 この画像で正しいのはどれか。
正答:3

皮下脂肪の信号が低く抑えられ、右乳房(画像左)には周囲より高信号の腫瘤を認める。脂肪抑制を併用した撮像と判断できる。

膝関節 MR 像(別冊No. 2)を別に示す。 正しい組合せはどれか。
正答:4

矢印エは大腿骨顆間部を斜めに走る索状構造(前十字靱帯)を指しており、この組合せが正しい。画像は左がA(前方)、上がH(頭側)。

乳房超音波像(別冊No. 3)を別に示す。 乳腺組織はどれか。
正答:3

体表側(上)から皮膚・皮下脂肪が並び、その深部の中層に不均一な高エコー域(ウ)がある。これが乳腺組織である。


同一腫瘤の腹部超音波像(別冊No. 6A)と MR 像(別冊No. 6B)を別に示す。 矢印の腫瘤の画像所見から判別できる成分はどれか。
正答:3

逆位相(opposed phase)像で矢印の腫瘤の信号が同位相像より低下しており、化学シフトによる信号低下=脂肪成分を示す。超音波では軽度高エコーを呈する。

骨塩定量用のファントム写真(別冊No. 8)を別に示す。 これを使用する測定法はどれか。
正答:1

湾曲した本体に密度の異なる5本の円柱(基準棒)を埋め込んだ較正ファントムで、CT値を骨密度に換算する定量的CT〈QCT〉法に用いる。

頭部の血管造影写真(別冊No. 10)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:2

側面像で内頸動脈サイフォンの特徴的なS字状の彎曲を矢印が指している。

頸部の造影 CT 像(別冊No. 11)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:4

造影CTで椎体の前外側に強く濃染する円形の血管(総頸動脈)を矢印が指している。外側のより大きな血管は内頸静脈。

胸部 MR 像(別冊No. 4)を別に示す。 矢印で示す血管と直接交通しているのはどれか。
正答:4

胸部MR横断像で矢印は、心基部で前方に位置する円形の大血管(上行大動脈)を指しており、上行大動脈は大動脈弁を介して左心室と直接連続する。正答は4。

腹部 MRI の T1 強調像(別冊No. 5)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:3

腹部T1強調像で矢印は、肝実質内を走り正中の下大静脈へ向かって集まる管状の低信号構造を指しており、肝区域の境界(区域間)を走る肝静脈である。正答は3。

骨盤部の CT 像(別冊No. 10)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:1

骨盤部CTで前方の大きな低吸収構造は尿の貯留した膀胱であり、その背側正中の軟部組織構造を矢印が指しており、これは子宮である。正答は1。

心臓 MRI 四腔像(別冊No. 1)を別に示す。 矢印で示す構造と直接交通している血管はどれか。
正答:3

四腔像で矢印が指す腔は右室で、そこから直接連続する大血管は肺動脈幹である。

腹部 MRI の T2 強調像(別冊No. 3)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:3

矢印は左腎上方、胃(高信号)と脊椎の間にある逆Y字/三角形構造=左副腎を指す。

頸部超音波像(別冊No. 4)を別に示す。 総頸動脈はどれか。
正答:2

円形で無エコーの管腔(イ)が総頸動脈。オは甲状腺、エは気管、アは前頸筋群、ウは頸長筋。

腹部造影 CT の MIP 像(別冊No. 9)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:5

大動脈(水平の明るい血管)前方から分岐し下行して腸枝に分かれる血管を矢印が指す=上腸間膜動脈。

肩関節の MR 像(別冊No. 2)を別に示す。 矢印で示す構造はどれか。
正答:2

肩峰下から上腕骨頭上に走る筋を矢印が挟んで示す=棘上筋。

頸部 MR 像(別冊No. 3)を別に示す。 正しい組合せはどれか。 2つ選べ。
正答:2・4

中央の含気管腔(ウ)が気管、その前外側のイが甲状腺、エが総頸動脈、椎体前のオが食道。正しい組合せはイ甲状腺とエ総頸動脈。

頭部 MRI の T2 強調像(別冊No. 4)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:1

眼窩・小脳が写るレベルで、第四脳室・小脳の前方にあるハート形の脳幹構造を矢印が指す=橋。

上腹部右肋間走査の超音波像(別冊No. 5)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:2

肝内で高輝度の壁を伴う管腔を矢印が指す。壁エコーが明瞭なのは門脈の特徴。

MRCP 像(別冊No. 1)を別に示す。 正しいのはどれか。
正答:5

MRCP(重T2強調)で胆囊・胆管・膵管が高信号に描出されている。消化管内の水も高信号となり胆管像に重なるため、経口陰性造影剤で消化管の信号を消す。

頸部 MRA 像(別冊No. 2)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:3

頸部MRAで外側を上行する太い2本が総頸動脈(上方で内頸・外頸に分岐)。矢印はそれより内側(正中寄り)を上行する細い血管で椎骨動脈。

健常成人の右肋弓下走査の超音波像(別冊No. 4)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:4

右肋弓下走査で、矢印は肝の背側を内側の下大静脈へ向かう管状構造を指しており右腎静脈。

KUB の画像(別冊No. 5)を別に示す。 行われた処置はどれか。
正答:2

両端がループ(ピッグテール)状の管が右腎盂から膀胱まで走っており、尿管ステント(ダブルJ)留置。

頭部 MR 像(別冊No. 2)を別に示す。 撮影法で正しいのはどれか。
正答:3

脳室の髄液が低信号(黒)に抑制され、かつ灰白質が白質より高信号のT2的コントラストを示すためFLAIR像。

頭部 MRA 像(別冊No. 3)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:4

頭部MRAで矢印は正中を上方へ走る血管を指しており前大脳動脈。

女性骨盤 MRI の T2 強調矢状断像(別冊No. 4)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:4

T2矢状断で前方の大きな高信号は膀胱、中央が子宮で、矢印が指す後方の管腔が直腸。

健常成人の胸部 MR 像(別冊No. 6)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:5

冠状断のbright blood像で、矢印は心基部中央から上行する大血管を指しており上行大動脈。

腹部の造影画像(別冊No. 10)を別に示す。 検査法で正しいのはどれか。
正答:3

十二指腸鏡の先端から胆管樹が造影されており、内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)。

胸部単純 CT 像(別冊No. 12)を別に示す。 カテーテルが挿入されている部位はどれか。
正答:2

高吸収のカテーテルが気管の右前方に位置しており、上大静脈内に留置されている。

腹部の血管造影写真(別冊No. 15)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:5

カテーテルから多数の空・回腸動脈アーケードが扇状に分岐しており、上腸間膜動脈の造影。

腹部 CT 像(別冊No. 16)を別に示す。 正しい組合せはどれか。
正答:1

腫大した肝内で分岐する管状構造(ア)を指しており門脈。

MRCP 像(別冊No. 1)を別に示す。 主膵管はどれか。
正答:4

MRCPで主膵管は膵内をほぼ水平に走る細い管。エが胆管系とは別に左右へ延びる細い直線状の管で,これが主膵管。

脳の MR 像(別冊No. 5)を別に示す。 中脳水道はどれか。
正答:3

正中矢状断で,第三脳室と第四脳室を結び中脳を貫く細いCSFの通路がウ。

腹部のダイナミック CT(別冊No. 12)を別に示す。 時相の順番として正しいのはどれか。
正答:3

Cは大動脈が最も濃染し腎皮質のみ増強する皮髄相(最早期),Aは腎盂に造影剤が濃く貯留する排泄相(最後)。順はC-B-D-A。

眼底写真(別冊No. 1)を別に示す。 視神経乳頭はどれか。
正答:1

眼底で血管が集中する明るい黄白色の円板がア=視神経乳頭(イは暗い黄斑)。

膝 MRI のプロトン密度強調矢状断像(別冊No. 2)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:2

顆間部を太く弧状に走る低信号帯=後十字靱帯を矢印が示す。

頭部 MR 像(別冊No. 3)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:3

橋レベルで,橋腹外側から前橋槽へ出る太い神経=三叉神経を矢印が示す。

肝臓の超音波像(別冊No. 4)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:1

肝静脈が集まり横隔膜側へ向かう合流部の太い血管=下大静脈を矢印が示す。

上腹部超音波横断像(別冊No. 5)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:5

大動脈の腹側に,高エコーの脂肪に囲まれた類円形の血管=上腸間膜動脈を矢印が示す。

骨盤部 MRI の T2 強調像(別冊No. 6)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:5

骨盤T2で,静脈叢に囲まれ内部が帯状信号を示す正中の円形腺=前立腺を矢印が示す。

プローブを第4肋間胸骨左縁から頭側に傾けて撮影した心エコーの四腔断面像(four chamber view)(別冊No.7)を別に示す。矢印で示す構造はどれか。
正答:2

四腔断面で心尖近くの大きな心室腔=左心室を矢印が示す。

腹部造影 CT 像(別冊No. 11)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:2

大血管の腹側,後腹膜前方に横たわる軟部臓器=膵臓を矢印が示す。

腹部造影 CT の多断面再構成像(別冊No. 14)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:2

矢状断MPRで,横隔膜直下に大動脈腹側から出る短い前方枝=腹腔動脈を矢印が示す(その直下が上腸間膜動脈)。

頭部の造影 T1 強調像(別冊No. 1)を別に示す。 脳脊髄液を産生する組織はどれか。
正答:3

3番目の矢印(ウ)は側脳室内で強く造影される脈絡叢を指す。脳脊髄液を産生するのは脈絡叢であり、ウが正答。

頭部静脈の MRA 像(別冊No. 3)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:5

矢印は頭蓋円蓋に沿って正中を前後に走る最も太い静脈を指す。上矢状静脈洞。

心窩部縦走査による超音波像(別冊No. 4)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:5

心窩部縦走査で腹部大動脈の腹側に平行して分岐する動脈を矢印が指す。上腸間膜動脈。

脳の一方向にのみ motion probing gradient[b = 1,000 s・mm⁻2]が印加された拡散強調像(別冊No. 1)を別に示す。 矢印の解剖名称で正しいのはどれか。
正答:5

一方向MPGの拡散強調像で、矢印は後方正中の高信号帯(脳梁膨大部)を指す。脳梁。

手部 MRI の T1 強調冠状断像(別冊No. 3)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:4

手根骨遠位列の中央にある最も大きい骨を矢印が指す。有頭骨。

上腹部の超音波横断像(別冊No. 2)を別に示す。 誤っている組合せはどれか。
正答:1

上腹部の横断像。アが指すのは円形の管腔で拍動する上腸間膜動脈にあたり、上腸間膜静脈とする組合せが誤り。

頭部 MRA 像(別冊No. 3)を別に示す。 正しい組合せはどれか。
正答:5

頭部MRA(ウィリス動脈輪)。最尾側で左右対をなして上行し脳底動脈へ合流する血管が椎骨動脈で、Eがこれを指す。

無散瞳眼底写真(別冊No. 4)を別に示す。 中心窩はどれか。
正答:5

無散瞳眼底写真。血管が集束する明るい円板が視神経乳頭で、黄斑の中央で血管を欠き周囲より暗い陥凹が中心窩。Eがこの暗点を指す。

頸動脈超音波像(別冊No. 5)を別に示す。 正しいのはどれか。
正答:1

頸動脈のBモード縦断像。血管前壁から無エコーの内腔へ突出する高エコーの隆起=プラーク。全画面グレースケールの矩形視野でリニア型探触子。

冠動脈の造影3D-CT像(像別冊No.8)を別に示す。右冠動脈はどれか。
正答:5

冠動脈の造影3D-CT(正面)。大動脈根部から起こり右房室溝を下行する血管が右冠動脈で、オがこれを指す。ア〜エは左冠動脈系。

左膝関節 MR 像の T2 強調像(別冊No. 1A)とプロトン密度強調像(別冊No. 1B) を別に示す。 誤っているのはどれか。
正答:2

左膝MR。A(上)は正中矢状断で膝蓋骨や十字靱帯を含むが、外側半月板は傍矢状断でしか写らずここには描出されない。B(下)は冠状断で十字靱帯や内側側副靱帯を描出する。

右上腹部の超音波像(別冊No. 2)を別に示す。 正しいのはどれか。
正答:3

右上腹部の超音波像。肝内に計測された充実性腫瘤があり内部エコーを伴う。周囲に無エコーの腹水はみられない。

MR 像(別冊No. 4)を別に示す。 正しいのはどれか。
正答:1

骨盤MR横断像。矢印Aは中央の類円形臓器で、内腔に帯状構造(内膜)を伴う子宮。液体が高信号でありT2強調像。

女性骨盤 MRI の T2 強調矢状断像(別冊No. 1)を別に示す。 正しい組合せはどれか。
正答:2

女性骨盤のT2強調矢状断像。イが指すのは膀胱・子宮の前方に集簇する小さな輪状構造の集まりで、小腸ループである。正しい組合せはイの小腸。

心臓シネ MRI の四腔像(別冊No. 2)を別に示す。 正しい組合せはどれか。
正答:3

心臓シネMRIの四腔像。ウは心室が先細りに閉じる先端部を指し、心尖部である。

脳 MRI の T2 強調像(別冊No. 3)を別に示す。 MR 像 A に示された部位を撮影した画像はどれか。
正答:3

図Aは正中矢状断T2で、傾斜した矩形のスライス面が前頭蓋底から後方へ斜めに中脳レベルを通る。この面に一致するのは中脳(大脳脚)が描出されたウ。

甲状腺左葉(*印)の超音波横断像(別冊No. 4)を別に示す。 正しい組合せはどれか。
正答:1

甲状腺左葉(*)の超音波横断像。アは甲状腺の外側浅層を覆う帯状の筋で、胸鎖乳突筋である。

手技後に撮影された X 線写真(別冊No. 3)を別に示す。 施行された手技として正しいのはどれか。
正答:3

腹部X線で腰椎(L2〜3)右側、下大静脈の走行部に円錐状に脚を広げた金属デバイスがある。下大静脈フィルタで、上方のカテーテルは留置に用いたデリバリー系。施行手技は下大静脈フィルタ留置術。

造影後の三次元腹部 CT 像(別冊No. 4)を別に示す。 S 状結腸を栄養する血管はどれか。
正答:3

造影3D-CT。S状結腸は下腸間膜動脈(IMA)のS状結腸枝が栄養する。ウは腹部大動脈下部(L3付近)左前方から分岐し左下方へ下る血管でIMAに一致する。

肺条件の胸部 CT 像(別冊No. 6)を別に示す。 描出されていないのはどれか。
正答:1

肺条件の胸部CT(肺門部レベル)。右肺は水平裂より下方のため前方に中葉、後方に下葉が描出され、右上葉は含まれない。左は前方に上葉(舌区)、後方に下葉が描出される。描出されていないのは右上葉。

乳腺専用コイルを使用して撮影した同一断面の MR 像(別冊No. 1)を別に示す。 正しいのはどれか。
正答:3

乳腺は腹臥位・専用コイルで撮影する検査で、位相エンコード方向は心拍動アーチファクトを乳房外へ逃がすため左右方向に設定する。3枚はA=T1強調像、B=T2強調像、C=脂肪抑制像である。

膝関節 MRI の冠状断像(別冊No. 3)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:3

膝関節冠状断で矢印は顆間窩内を斜走する索状の低信号構造を指す。外側大腿骨顆から脛骨顆間隆起前方へ向かう走行から前十字靱帯。

腹部の血管造影写真(別冊No. 6)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:1

上腸間膜動脈に留置したカテーテルからの造影後期(門脈相)で、腸管を還流した造影剤が集まり形成される太い水平走行の血管を矢印が指す=門脈。

頭部 X 線写真(別冊No. 7)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:3

提示された頭部X線写真は頭頂方向から撮影した軸位(頭蓋底)像で、上顎歯列と下顎が上方に、後頭部が下方に投影されている。矢印は側方へ弓状に張り出す頰骨弓を指している。

頭部 CT 像(別冊No. 8)を別に示す。 描出されていないのはどれか。
正答:4

提示された頭部CT像は側脳室前角・基底核レベルの横断像で、視床・内包・尾状核とシルビウス裂が描出されている。第四脳室は後頭蓋窩の下方レベルの構造であり、この断面には含まれない。

MRCP 像(別冊No. 1)を別に示す。 正しいのはどれか。
正答:3

強いT2強調(長TE)で胆管・膵管と胃十二指腸液が高信号を示すMRCP。腸管液の重なりを避けるため経口陰性造影剤で腸管信号を抑制する。

頸椎 MRI の矢状断像(別冊No. 2)を別に示す。 第7頸椎椎体はどれか。
正答:1

頸椎矢状断で、ア・イは前方の椎体を、ウ・エ・オは後方の棘突起など後方要素を指す。設問の頸椎椎体に該当するのは前方椎体を指すア。

骨盤部 MRI の T2 強調像(別冊No. 3)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。
正答:5

男性骨盤部T2強調横断像で、両側大腿骨頭の間・直腸(後方の空気を含む管腔)の前方に位置する類円形の腺組織を矢印が指す=前立腺。

腹部造影 CT 像(別冊No. 9)を別に示す。 正しい組合せはどれか。
正答:4

腹部造影CTで各指標と臓器の正しい組合せを問う設問。エは左上腹部の実質臓器=脾臓を指し、この組合せが正しい。
この科目はデータのある年度で計 309 問。番号をタップで問題へ。解いた記録は緑/赤の枠で残り、右上の青点は解説ありです。