診療放射線技師 過去問集
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第75回 午前 問24

MRI の IR 法で正しいのはどれか。

  1. 1IR パルスとして 90 度パルスを使用する。
  2. 2FLAIR 法は自由水の信号を抑制する目的で使用する。
  3. 3STIR 法は脂肪信号を特異的に抑制することが可能である。
  4. 4信号を抑制したい組織の縦磁化がゼロになる時間に TR を設定する。
  5. 5組織間の共鳴周波数の差を利用して特定組織の信号を抑制する手法である。

正答: 2

正答は2。FLAIR法は長いTIを用いて自由水(脳脊髄液)の縦磁化を回復途中でゼロとし、その信号を選択的に抑制する撮像法である。

  • 1. × IRパルスとして90度パルスを使用する。IRパルスは縦磁化を反転させる180度パルスである。
  • 2. ○ FLAIR法は自由水の信号を抑制する目的で使用する。脳脊髄液のTIに合わせて信号null点を設定し病変コントラストを高める。
  • 3. × STIR法は脂肪信号を特異的に抑制することが可能である。T1値に基づく抑制のため、脂肪と近いT1値の他組織も同時に抑制され特異性はない。
  • 4. × 信号を抑制したい組織の縦磁化がゼロになる時間にTRを設定する。設定するのはTI(反転時間)である。
  • 5. × 組織間の共鳴周波数の差を利用して特定組織の信号を抑制する手法である。共鳴周波数差を利用するのは化学シフト選択的な脂肪抑制法(CHESS法等)であり、IR法はT1値の違いを利用する。

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