診療放射線技師 過去問集
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第70回 午後 問16

TOF 法による MRA で正しいのはどれか。

  1. 1血流の速度が測定できる。
  2. 2基本となるシーケンスは GRE 法である。
  3. 3撮影断面に対して平行に走行する血管の描出に優れている。
  4. 4血流によるスピンの位相シフト効果を利用して血管を描出する。
  5. 5MT 〈magnetization transfer〉パルスを用いるのは周囲脂肪組織の信号を抑 制するためである。

正答: 2

TOF(Time of Flight)法によるMRAは、撮像スライス内に新たに流入する未飽和の血流スピンが高信号を呈することを利用する手法であり、基本シーケンスにはGRE(グラディエントエコー)法が用いられる。

  • 1. × TOF法は血流の有無や向きに基づく信号強調を利用するものであり、血流速度そのものを定量する手法ではない。
  • 2. ○ TOF法の基本となるシーケンスはGRE法である。
  • 3. × TOF法は撮影断面に流入する血流を高信号として描出する手法であり、断面に平行に走行し流入が少ない血管の描出には不向きである。
  • 4. × 血流によるスピンの位相シフト効果を利用するのはPC(phase contrast)法であり、TOF法ではない。
  • 5. × MTパルスは静止組織(背景組織)の信号を抑制し血管とのコントラストを高めるために用いられ、周囲脂肪組織信号の抑制を目的とするものではない。

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