診療放射線技師 過去問集
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第70回 午後 問15

MRI の IR 法で正しいのはどれか。

  1. 1IR パルスとして 90 度パルスを使用する。
  2. 2FLAIR 法は水の信号を抑制する目的で使用する。
  3. 3STIR 法は脂肪信号を特異的に抑制することが可能である。
  4. 4信号を抑制したい組織の縦磁化がゼロになる時間に TR を設定する。
  5. 5組織間の共鳴周波数の差を利用して特定組織の信号を抑制する手法である。

正答: 2

IR(Inversion Recovery)法は180度パルスで縦磁化を反転させ、目的組織の縦磁化がゼロになる時間(TI)で90度パルスを印加して信号を抑制する手法である。FLAIR法はCSF(水)のTIに設定し水信号を抑制する目的で用いられる。

  • 1. × IRパルスは縦磁化を反転させる180度パルスであり、90度パルスではない。
  • 2. ○ FLAIR法はCSFの縦磁化がゼロになるTIに設定し、水(CSF)の信号を抑制する目的で使用する。
  • 3. × STIR法はT1値が脂肪と近い組織であれば脂肪以外も抑制されるため、化学シフトを利用した抑制法のような特異性はない。
  • 4. × 信号を抑制したい組織の縦磁化がゼロになる時間に設定するのはTR(繰り返し時間)ではなくTI(反転時間)である。
  • 5. × 組織間の共鳴周波数差を利用する手法は化学シフト選択的抑制法(脂肪抑制法等)であり、IR法はT1値の違いを利用する手法である。

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