診療放射線技師 過去問集
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第71回 午後 問10

MRA について正しいのはどれか。

  1. 1Dixon 法が用いられる。
  2. 2PC 法では脂肪組織が血管描出の妨げとなる。
  3. 3TOF 法では流速と流れの方向が測定できる。
  4. 4非造影 MRA は造影 MRA に比べ乱流の影響を受けにくい。
  5. 5造影 MRA では目的血管に合わせて撮影タイミングが決定される。

正答: 5

正答: 5

造影MRAは、対象血管内の造影剤濃度がピークとなるタイミングで撮像することで血管のコントラストを最大化する必要があり、循環時間に応じて撮影タイミング(スキャンタイミング)を決定する。これは非造影MRAとは異なる造影MRA特有の技術的留意点である。

  • 1. × Dixon法は水と脂肪の位相差を利用した脂肪抑制・水脂肪分離法であり、MRAの主要な撮像技術ではない。
  • 2. × PC法は血流による位相変化を利用する手法であり、静止組織である脂肪組織は信号除去の対象となり血管描出を妨げにくい。
  • 3. × TOF法は流入効果(血液の流入による信号増強)を利用する手法であり、流速や流れの方向の定量測定はPC法の特徴である。
  • 4. × 非造影MRAは血流信号への依存度が高く、造影MRAに比べて乱流による信号低下の影響を受けやすい。
  • 5. ○ 造影MRAでは目的血管への造影剤到達タイミングに合わせて撮影タイミングを決定する必要がある。

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