第71回 午後 問11
MRI のパルスシーケンスで正しいのはどれか。
- 1高速 SE 法では T2* 効果が強調される。
- 2SE 法の信号はマジックアングルで最大となる。
- 3GRE 法でスポイラグラディエントを加えると T2* 強調像が得られる。
- 4GRE 法の信号強度が最大となるフリップ角を Ernst〈エルンスト〉角という。
- 5EPI 法での化学シフトアーチファクトは位相方向よりも周波数方向に強くみ られる。
正答: 4
正答: 4
GRE法では励起パルスのフリップ角によって得られる信号強度が変化し、T1値と繰り返し時間(TR)に応じて信号強度が最大となる特定のフリップ角が存在する。この信号強度を最大化するフリップ角はErnst角と呼ばれ、GRE法の撮像条件設定において重要な指標となる。
- 1. × 高速SE法は多数のリフォーカスパルスによりT2*効果(磁化率効果)が抑制され、T2強調が主体となる。
- 2. × マジックアングル効果は腱・靭帯など特定組織でT2緩和が延長し信号が増強する現象であり、SE法一般の信号特性の記述ではない。
- 3. × GRE法にスポイラグラディエントを加えると残存横磁化が破壊され、T1強調像やプロトン密度強調像が得られる。
- 4. ○ GRE法でTRとT1に応じて信号強度が最大となるフリップ角をErnst角という。
- 5. × EPI法の化学シフトアーチファクトは、位相方向のバンド幅が狭いため周波数方向よりも位相方向に強く現れる。
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