第71回 午後 問18
MRI 造影剤について正しいのはどれか。
- 1致死的副作用はない。
- 2細胞外液性造影剤は T2 緩和時間を短縮しない。
- 3SPIO は T2 強調像もしくは T2* 強調像で評価する。
- 4MRCP では消化管造影剤は陽性造影剤として用いられる。
- 5Gd - EOB - DTPA は投与後 15 分前後から肝細胞に移行する。
正答: 3
正答: 3
SPIO(超常磁性酸化鉄)はT2およびT2*緩和時間を強く短縮させる造影剤であり、正常肝実質に取り込まれることで信号を低下させる。このためSPIOの効果はT2強調像またはT2*強調像で評価するのが適切であり、これが正答の根拠である。
- 1. × ガドリニウム造影剤には腎性全身性線維症など致死的となりうる重篤な副作用が報告されており、致死的副作用がないとは言えない。
- 2. × 細胞外液性造影剤(Gd造影剤)はT1緩和時間だけでなくT2緩和時間も短縮させる。
- 3. ○ SPIOはT2・T2*緩和時間を短縮させる造影剤であり、その効果はT2強調像もしくはT2*強調像で評価する。
- 4. × MRCPで用いる消化管造影剤(陰性造影剤)は消化管内の水信号を抑制する目的で用いられ、陽性造影剤ではない。
- 5. × Gd-EOB-DTPAは投与後速やかに肝細胞への取り込みが始まり、肝細胞相は投与後20分前後で得られるとされる。
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