第73回 午前 問90
X 線 CT 検査で正しいのはどれか。
- 1頭部の撮影では両手を挙上させる。
- 2高分解能 CT では薄いスライス厚を使用する。
- 3肺を観察するときのウインドウ幅は 100 HU 程度とする。
- 4肝臓のダイナミック CT 検査では造影剤を動脈内に投与する。
- 5ビームハードニングの低減には管電流を大きくすることが効果的である。
正答: 2
高分解能CT(HRCT)は肺野微細構造の観察を目的とし、部分体積効果を抑えるため薄いスライス厚を用いることが基本である。頭部CTは通常両手挙上を要さず、肺観察のウィンドウ幅は100HU程度では狭すぎ、肝ダイナミックCTの造影剤は静脈内投与である。
- 1. × 頭部単独の撮影で両手挙上は通常不要であり、体幹部撮影で用いる体位である。
- 2. ○ 高分解能CTでは微細構造描出のため薄いスライス厚を用いることが基本である。
- 3. × 肺野観察のウィンドウ幅は広い範囲(1000〜1500HU程度)が用いられ、100HU程度は狭すぎる。
- 4. × 肝臓のダイナミックCTでは造影剤は静脈内投与であり、動脈内投与は行わない。
- 5. × ビームハードニングの低減には線質やフィルタの調整が用いられ、管電流の増大は主に線量・ノイズに関わり直接の対策ではない。
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