診療放射線技師 過去問集
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第75回 午後 問82

荷電粒子平衡で正しいのはどれか。

  1. 1空洞理論と無関係である。
  2. 2光子のエネルギーと無関係である。
  3. 3光子線の減弱に適用する概念である。
  4. 4過渡電子平衡では衝突カーマ吸収線量は等しい。
  5. 5ビルドアップ領域とは荷電粒子平衡が成立するまでの深さである。

正答: 5

ビルドアップ領域は、高エネルギー光子線が物質に入射した際、二次電子の飛程により表面から徐々に電子フルエンスが増加し、荷電粒子平衡が成立するまでの深さ範囲を指す。この深さより深部で衝突カーマと吸収線量がほぼ等しくなる。

  • 1. × 荷電粒子平衡は空洞理論(Bragg-Gray空洞理論等)の前提条件として密接に関連する概念であり、無関係ではない。
  • 2. × 荷電粒子平衡の成立は光子のエネルギーに依存し、エネルギーが高いほど二次電子の飛程が長くなり平衡成立に必要な深さも深くなる。
  • 3. × 荷電粒子平衡は光子線の減弱そのものではなく、二次電子(荷電粒子)のフルエンスに関する概念である。
  • 4. × 過渡電子平衡では吸収線量が衝突カーマをわずかに上回り、両者は厳密には等しくならない(等しくなるのは理想的な荷電粒子平衡の場合)。
  • 5. ○ ビルドアップ領域は表面から荷電粒子平衡が成立する深さまでの領域であり、正しい。

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