診療放射線技師 過去問集
ホーム第75回 › 午前 問72 ・ 科目: 放射線物理学のまとめ

第75回 午前 問72

質量衝突阻止能が最も大きいのはどれか。

  1. 11 MeV の α 線
  2. 22 MeV の α 線
  3. 32 MeV の陽子線
  4. 45 MeV の陽子線
  5. 510 MeV の炭素線

正答: 5

質量衝突阻止能はBethe理論に基づき、荷電粒子の電荷の2乗に比例し速度の2乗に反比例する。炭素線は電荷数6(z²=36)と大きく、他の選択肢の粒子(α線z²=4、陽子線z²=1)に比べて電荷の寄与が圧倒的に大きいため、速度がやや大きくても質量衝突阻止能は最大となる。

  • 1. × 1 MeVのα線は電荷z²=4であり、炭素線の電荷z²=36に比べ阻止能への寄与が小さい。
  • 2. × 2 MeVのα線も同様に電荷z²=4であり、炭素線より質量衝突阻止能は小さい。
  • 3. × 2 MeVの陽子線は電荷z²=1と最小であり、質量衝突阻止能は最も小さい部類となる。
  • 4. × 5 MeVの陽子線も電荷z²=1であり、炭素線に比べ質量衝突阻止能は小さい。
  • 5. ○ 10 MeVの炭素線は電荷z²=36と大きく、質量衝突阻止能が選択肢中で最大となる。

この分野を体系的に学ぶ: 放射線物理学のまとめ →

×