診療放射線技師 過去問集
ホーム第75回 › 午前 問73 ・ 科目: 放射線物理学のまとめ

第75回 午前 問73

運動エネルギーE0の中性子が、静止している質量M[u]の原子核と反跳角θで弾性散乱したとき、原子核の反跳エネルギーを表す式はどれか。

  1. 1E0・1/(M+1)^2・cos^2θ
  2. 2E0・M/(M+1)^2・cos^2θ
  3. 3E0・4M/(M+1)^2・cos^2θ
  4. 4E0・M/(M-1)^2・cos^2θ
  5. 5E0・4M/(M-1)^2・cos^2θ

正答: 3

中性子と原子核の弾性散乱で、静止していた質量M(u)の核が反跳角θで得る反跳エネルギーの式を選ぶ問題。中性子質量を1(u)とすると、入射エネルギーE0に対する反跳核のエネルギーは ER = E0・[4M/(M+1)^2]・cos^2θ となる(θは入射方向に対する反跳核の角)。分母は(M+1)^2で、係数4Mを含む形が正しい。公式正答は3。

  • × 係数4Mを欠く形で、最大エネルギー移行の係数4M/(M+1)^2を正しく表していない。
  • × 分母は(M+1)^2で正しいが係数4の付き方が正答の形と一致しない配置になっている。
  • ○ ER=E0・4M・cos^2θ /(M+1)^2 の形で、弾性散乱による反跳核エネルギーを正しく表す。
  • × 分母を(M−1)^2とする形は誤りで、弾性散乱の運動学では和(M+1)を用いる。
  • × 分母(M−1)^2かつ係数4を欠く形で、正しい運動学式になっていない。

この分野を体系的に学ぶ: 放射線物理学のまとめ →

×