第76回 午後 問28
PET における time‑of‑flight〈TOF〉で正しいのはどれか。
- 1空間分解能の向上に寄与する。
- 2BGO シンチレータが適している。
- 3逐次近似再構成の収束が遅くなる。
- 4消滅 γ 線の発生位置を特定の範囲に絞り込む。
- 5実効感度の増幅効果は被写体が小さいほど大きい。
正答: 4
TOF-PETは対になった消滅γ線が検出器に到達する時間差を計測することで、対消滅の発生位置を検出器対を結ぶ line of response上の特定範囲に絞り込む技術である。これにより逐次近似再構成の収束が速まり、実効感度も向上する。
- 1. × TOF情報は主に画質(S/N比・実効感度)向上に寄与し、空間分解能自体の向上が主目的ではない。
- 2. × TOFには高い時間分解能を持つシンチレータ(LSO・LYSO等)が適し、BGOは時間分解能が低く不向きである。
- 3. × TOF情報により逐次近似再構成の収束は速くなる。
- 4. ○ 消滅γ線の発生位置を時間差から特定の範囲に絞り込む。
- 5. × TOFによる実効感度の増幅効果は被写体が大きいほど大きい。
この分野を体系的に学ぶ: 核医学検査技術学のまとめ →