診療放射線技師 過去問集
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第76回 午前 問68

放射線による細胞障害からの回復で正しいのはどれか。

  1. 1PLD 回復は組織の高酸素時に生じる。
  2. 2がん細胞では観察されない現象である。
  3. 3LET 放射線では PLD 回復がほとんど見られない。
  4. 4低 LET 放射線では高 LET 放射線より SLD 回復が生じやすい。
  5. 5SLD 回復は低線量の分割照射と比較すると高線量の単回照射で生じやすい。

正答: 4

放射線による細胞障害の回復のうち、SLD(亜致死損傷)回復は分割照射の間隔で損傷が修復される現象で、低LET放射線でより多く生じる。選択肢4が正しい。

  • 1. × PLD(潜在的致死損傷)回復は、照射後に細胞が低酸素・非増殖状態に置かれたときに生じやすい。高酸素時ではない。
  • 2. × SLD/PLD回復はがん細胞を含め広く観察される現象であり、正常細胞に限らない。
  • 3. × 低LET放射線はまばらな損傷を与えるためPLD回復・SLD回復ともに生じやすい。ほとんど見られないという記述は誤り。
  • 4. ○ 低LET放射線は損傷が疎で修復可能な亜致死損傷が多く、高LET放射線よりSLD回復が生じやすい。
  • 5. × SLD回復は分割照射の間隔で損傷が回復することで観察される現象であり、高線量単回照射ではむしろ現れにくい。

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