第76回 午前 問66
細胞と組織の放射線感受性で正しいのはどれか。
- 1筋肉は肝臓より放射線感受性が高い。
- 2放射線の晩期有害事象にはしきい値が存在する。
- 3細胞の分化度が高いほど放射線感受性は高くなる。
- 4治療可能比とは腫瘍致死線量を α/β 値で割ったものである。
- 5肝臓では最大被ばく線量が晩期有害事象発生予測に最も強力な因子である。
正答: 2
放射線の有害事象は確率的影響と確定的影響に大別され、晩期有害事象の多くは組織の機能障害に基づく確定的影響であり、発生にはしきい値が存在する。
- 1. × 一般に肝臓のような実質臓器より筋肉の放射線感受性は低いとされ、逆の記述は不適切である。
- 2. ○ 晩期有害事象は確定的影響としての性質を持ち、発生にはしきい値が存在する。
- 3. × 一般に細胞の分化度が高い(成熟した)細胞ほど放射線感受性は低くなる(ベルゴニー・トリボンドーの法則)。
- 4. × 治療可能比は腫瘍致死線量を正常組織の許容線量で割ったものであり、α/β値で割るものではない。
- 5. × 肝臓の晩期有害事象予測には最大被ばく線量よりも被ばく体積(線量分布)が強く関与するとされる。
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