第75回 午前 問98
国際放射線防護委員会 〈ICRP〉 2007 年勧告における実効線量で正しいのはどれか。
- 1特定の個人に対する線量である。
- 2線量計を用いて直接測定することができる。
- 3内部被ばくの管理には預託実効線量を用いる。
- 4個人のリスク評価のための使用が推奨されている。
- 5被ばくによる組織反応〈確定的影響〉のリスクの程度を表す線量である。
正答: 3
実効線量は、標準的な体格・年齢等を仮定した人体モデル(ファントム)を用いて算出される防護量であり、特定の個人の実際の被ばく状況を表す量ではない。内部被ばくの評価には、体内に摂取された放射性核種が生涯にわたって与える線量を積算した預託実効線量が用いられる。
- 1. × 実効線量は標準的な人体モデルに基づく防護量であり、特定個人に対する線量を表すものではない。
- 2. × 実効線量は組織加重係数等を用いた計算によって求められる量であり、線量計で直接測定することはできない。
- 3. ○ 内部被ばくの管理には、摂取した放射性核種による生涯線量を積算した預託実効線量が用いられる。
- 4. × 実効線量は集団の防護管理を目的とした量であり、個人のリスク評価への使用は推奨されていない。
- 5. × 実効線量は確率的影響(がん・遺伝的影響)のリスクを評価するための量であり、組織反応(確定的影響)の程度を表す量ではない。
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