第75回 午前 問49
フーリエ変換の性質で正しいのはどれか。ただし、f(x)、g(x)は空間の関数で、F(u)、G(u)はそれぞれの関数のフーリエ変換とする。
- 1f(2x)のフーリエ変換はF(2u)である。
- 22f(x)のフーリエ変換は(1/2)F(u)である。
- 3|f(x)|の面積と|F(u)|の面積は等しい。
- 4f(x)+g(x)のフーリエ変換はF(u)G(u)である。
- 5f(x)とf(x−2)のフーリエ変換の絶対値は等しい。
正答: 5
フーリエ変換の基本性質を問う。相似(スケール)性・線形性・平行移動(シフト)性・パーセバルの関係などを区別する。平行移動 f(x−a) の変換は位相因子 e^{−j2πua} が掛かるだけで、絶対値(振幅スペクトル)は元の |F(u)| と変わらない。この「シフトは振幅スペクトルを変えない」性質が正しい記述である。
- × スケール変換 f(2x) の変換は (1/2)F(u/2) 型となり、単純に F(2u) にはならないため誤り。
- × 定数倍 2f(x) の変換は 2F(u) であり、記述の対応が係数・引数の点で正しくない。
- × f(x)の面積とF(u)の面積は一般に等しくなく、f(x)の面積はF(0)に、F(u)の面積はf(0)に対応する。
- × 和 f(x)+g(x) の変換は F(u)+G(u)(線形性)であり、積 F(u)·G(u) にはならない(積は畳み込みに対応)。
- ○ f(x)と平行移動した f(x−a) の変換の絶対値は等しく、シフトは振幅スペクトルを変えないため正しい。
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