第75回 午前 問4
標識化合物の分解について正しいのはどれか。
- 1分解速度は γ 線で最も大きい。
- 2細菌やカビによる分解を考慮する必要はない。
- 3放射性壊変による分解を防止する方法はない。
- 4放射線分解の起こりやすさは比放射能に関係しない。
- 5ラジカルによる分解を防止するには有酸素状態が望ましい。
正答: 3
標識化合物は放射性壊変(自己壊変)そのものによって分子構造が破壊されるため、この分解を防止する方法は原理的に存在しない。したがって正答は3である。
- 1. × 分解速度はエネルギーの大きいβ線やα線で大きく、γ線では比較的小さい。
- 2. × 標識化合物の保存では細菌やカビによる分解(生物学的分解)も考慮する必要がある。
- 3. ○ 放射性壊変(自己壊変)による分解は核種自体の壊変に起因するため、防止する方法はない。
- 4. × 放射線分解(自己放射線分解)の起こりやすさは比放射能が高いほど顕著になり、比放射能と関係する。
- 5. × ラジカルによる分解を防ぐには酸素の関与を断つ脱酸素(無酸素)状態が望ましい。
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