診療放射線技師 過去問集
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第73回 午前 問78

微小容積 V 内で下図のようなコンプトン散乱が発生した。 カーマ吸収線量の組合せで正しいのはどれか。 ただし、制動放射線は無視する。 カーマ 吸収線量

問題図
  1. 1E1 T0
  2. 2T0 T0 − T1
  3. 3T1 T1
  4. 4E0 − T1 E0 − E1
  5. 5E0 − E1 T0 − T1 − E1

正答: 2

カーマは光子が微小容積V内で二次電子に与えた運動エネルギー(電子の初期運動エネルギーT0)に対応する。吸収線量はV内に実際に付与されたエネルギーで、反跳電子は運動エネルギーT1をVの外へ持ち出すため、V内付与分はT0−T1となる(制動放射は無視)。

  • 1. × カーマはE1(散乱X線のエネルギー)ではない
  • 2. ○ カーマ=T0(電子の初期運動エネルギー)、吸収線量=T0−T1(持ち出し分T1を差し引く)
  • 3. × カーマはT1(Vの外に出た時点の反跳電子エネルギー)ではない
  • 4. × カーマ・吸収線量とも散乱・入射X線エネルギーの差では表されない
  • 5. × いずれの量もX線エネルギーの差で表されるものではない

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