第73回 午前 問42
術中照射が有効なのはどれか。
- 1膵 癌
- 2髄芽腫
- 3上咽頭癌
- 4前立腺癌
- 5悪性リンパ腫
正答: 1
術中照射(IORT)は開腹・開胸下で腫瘍床に直接電子線等を照射する方法であり、周囲臓器を術野から排除して高線量を1回で投与できる。膵癌は周囲に腸管など放射線感受性臓器が近接するため、術中照射により線量集中と正常組織温存を両立できる代表的な適応である。
- 1. ○ 膵癌。周囲臓器を避けつつ腫瘍床に高線量を照射できるため術中照射の適応となる。
- 2. × 髄芽腫。小児脳腫瘍で全脳全脊髄照射など体外照射が主体であり、術中照射の代表的適応ではない。
- 3. × 上咽頭癌。放射線化学療法による体外照射が標準治療である。
- 4. × 前立腺癌。体外照射や小線源治療が主体であり、術中照射の代表的適応ではない。
- 5. × 悪性リンパ腫。全身性疾患であり化学療法主体で、術中照射の対象ではない。
この分野を体系的に学ぶ: 放射線治療技術学のまとめ →