診療放射線技師 過去問集
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第71回 午前 問81

2つ選ぶBragg-Gray(ブラッグ・グレイ)の空洞理論で正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 1二次電子の飛程は空洞より小さい。
  2. 2δ 線を除外した阻止能比を用いている。
  3. 3空洞内の電離電荷から媒質の吸収線量が求められる。
  4. 4質量衝突阻止能比がエネルギーで大きく変化しない。
  5. 5媒質と空洞壁材の質量エネルギー吸収係数は同一である。

正答: 3・4

Bragg-Gray空洞理論は、媒質中に置いた小空洞内の電離量(電離電荷)から、空洞内と媒質の質量衝突阻止能比を用いて媒質の吸収線量を算出する理論である。この比が広いエネルギー範囲でほぼ一定であることが理論成立の前提となる。

  • 1. × 二次電子(荷電粒子平衡を保つ二次電子)の飛程は空洞径より大きいことが空洞の条件である。
  • 2. × δ線を除外するのではなく、空洞が二次電子の飛程に対して十分小さく、空洞内の電離が周囲媒質から入射する電子によって生じるとみなす点が前提である。
  • 3. ○ 空洞内の電離電荷(電離量)とW値、質量阻止能比から媒質の吸収線量を求める。
  • 4. ○ 質量衝突阻止能比がエネルギーに対してほぼ一定であることが理論の基本前提である。
  • 5. × 媒質と空洞壁材は異なる物質であり、質量エネルギー吸収係数は一般に同一ではない。

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