診療放射線技師 過去問集
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第71回 午前 問38

粒子線治療用シンクロトロンについて正しいのはどれか。

  1. 1加速粒子はイオン源から直接シンクロトロンに入射される。
  2. 2加速粒子は偏向電磁石によりビーム進行方向に加速を受ける。
  3. 3AVF(Azimuthally Varying Field)型が診療に使用されている。
  4. 4加速に用いる高周波電圧の周波数は、粒子の速度に合わせて増加させる。
  5. 5陽子線では最大エネルギー 400〜430 MeV のビームが診療で使用されてい る。

正答: 4

粒子線治療用シンクロトロンでは、加速に用いる高周波電圧の周波数を、粒子が加速され速度が変化していく過程に合わせて連続的に変化させる必要がある。これはシンクロトロンが固定半径の軌道で粒子を周回加速する方式であることに由来する。

  • × イオン源からの粒子は前段の線形加速器(入射器)で加速されてからシンクロトロンに入射される。
  • × 偏向電磁石は粒子の進行方向を曲げる役割であり、ビーム進行方向への加速は高周波加速空胴が担う。
  • × AVF型はサイクロトロンの一種であり、シンクロトロンの型ではない。
  • ○ シンクロトロンでは加速に伴う粒子速度の変化に合わせて高周波電圧の周波数を増加させる必要がある。
  • × 現在診療で使用される陽子線の最大エネルギーは概ね200〜250MeV程度であり、400〜430MeVは過大である。

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