第70回 午後 問69
培養細胞へ等しい線量の X 線を照射するとき、殺細胞効果が最も高いのはどれ か。
- 1分割照射を行う。
- 2低線量率照射を行う。
- 3照射時に 42 ℃に加温する。
- 4照射時に低酸素状態にする。
- 5照射後に 24 時間の低栄養状態にする。
正答: 3
細胞の放射線殺傷効果は照射時の温度や酸素状態、線量率などにより変化する。42℃程度への加温(温熱療法)は放射線と併用すると細胞殺傷効果を著しく増強することが知られており、等線量下で最も高い効果を示す。
- 1. × 分割照射を行う。亜致死損傷からの回復が生じるため、単回照射に比べ殺細胞効果は低下する。
- 2. × 低線量率照射を行う。線量率効果により回復の機会が増え、殺細胞効果は低下する。
- 3. ○ 照射時に42℃に加温する。温熱による増感作用で殺細胞効果が最も高くなる。
- 4. × 照射時に低酸素状態にする。酸素効果により低酸素下では放射線感受性が低下し、殺細胞効果は下がる。
- 5. × 照射後に24時間の低栄養状態にする。照射後の栄養状態は照射時点の殺細胞効果そのものを高めるものではない。
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