第70回 午後 問7
2つ選ぶインバータ式 X 線高電圧装置の特徴について正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1管電圧リプル百分率は 13.4%である。
- 2管電圧の立ち下がり時間が短縮される。
- 3変圧器の大きさはインバータ周波数に比例する。
- 4インバータ周波数が大きいほど電磁障害対策の必要性が高い。
- 5電源位相に関係なく X 線を発生および遮断することができる。
正答: 4・5
インバータ式X線高電圧装置は数十kHzで動作させ、整流後に高周波でスイッチングする方式である。整流・変換段が電源の位相と切り離されているため、電源位相に関係なくX線の発生・遮断が可能であり、スイッチング周波数が高いほど電磁障害(EMI)対策の必要性が高まる。
- 1. × 管電圧リプル百分率13.4%は三相6ピーク整流方式の値であり、インバータ式はこれより小さい値となる。
- 2. × 管電圧の立ち下がり時間は、高周波化に伴う高電圧ケーブルの浮遊容量による平滑効果でむしろ長くなる傾向があり、短縮されるとはいえない。
- 3. × インバータ周波数が高いほど変圧器は小型化でき、大きさは周波数に反比例する関係にあり、比例するという記述は誤りである。
- 4. ○ インバータ周波数が大きいほどスイッチング速度が増し電磁障害対策の必要性が高まる。
- 5. ○ 整流後に高周波変換するため電源位相に関係なくX線の発生・遮断が可能である。
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