第78回 午前 問55
水の放射線分解で正しいのはどれか。
採点上の取扱い設問の不備により、厚生労働省は複数の選択肢を正解として採点しました。第78回国家試験の採点上の取扱いに基づきます。
- 1活性酸素は生じない。
- 2電離した水分子は不対電子を持つ。
- 3放射線照射後 1 〜 2 秒程度の時間を要する。
- 4水分子は電子を取り込みマイナスに荷電する。
- 5ヒドロキシラジカルと水素ラジカルが結合する。
正答: 2・4・5
水の放射線分解に関する問いで、採点上は複数の選択肢が正解として扱われた。電離した水分子(H2O+)や生じたラジカルは不対電子をもつ。
- 1. × ヒドロキシラジカルや過酸化水素など活性酸素種が生じる。
- 2. ○ 電離で生じた H2O+ はラジカルであり不対電子をもつ。
- 3. × 一連の反応は 10^-12〜10^-6 秒程度の極めて短時間で進む。
- 4. ○ 水分子が電子を受け取ると H2O- となり負に荷電する。
- 5. ○ ヒドロキシラジカルと水素ラジカルの再結合で水に戻る反応が起こる。