第78回 午前 問15
別冊図あり18 F‑FDG PET/CT で得られた PET 像(別冊No. 6)を別に示す。 矢印で示す欠損部の原因で最も考えられるのはどれか。
- 1部分容積効果
- 2体動による散乱補正エラー
- 3呼吸位相の違いによる減弱補正エラー
- 4体内の高吸収物質による減弱補正エラー
- 5PET と CT の有効視野の違いによるトランケーションアーチファクト 別 冊 No. 6
正答: 2
FDG‑PET/CTでは、PET収集とCT収集の間に体動があると両者の位置がずれ、CTを用いた補正が実際の集積位置と合わなくなって、集積のある部位が欠損様に描出される。矢印の欠損はこの体動による補正エラーが最も考えられる。
- 1. × 部分容積効果は小病変の信号過小評価で、明瞭な欠損の主因ではない。
- 2. ○ 体動でPETとCTの位置がずれ、補正エラーによる欠損を生じる。
- 3. × 呼吸位相差による減弱補正エラーは横隔膜近傍に限られ、主因として最も考えにくい。
- 4. × 高吸収物質による減弱補正エラーは、欠損でなく偽の集積過大を生じやすい。
- 5. × トランケーションは視野辺縁で生じる現象で、限局した欠損の主因ではない。