第77回 午後 問55
電離放射線の細胞に対する作用で正しいのはどれか。
- 1間接作用は低温で増強される。
- 2高 LET では直接作用が主である。
- 3二重鎖切断が起きた DNA は修復不能である。
- 4直接作用はフリーラジカルによるものである。
- 5間接作用による DNA の障害を一本鎖切断という。
正答: 2
LETが高くなるほど電離密度が高く、DNAへの直接的なエネルギー付与による直接作用の寄与が相対的に大きくなる。間接作用はフリーラジカルを介するものであり低温では抑制され、二重鎖切断も修復されうる場合があり、間接作用によるDNA障害は一本鎖切断に限られないため、正答は2である。
- 1. × 間接作用は低温ではフリーラジカルの拡散が抑えられ弱まる。
- 2. ○ 高LETでは直接作用が主体となる。
- 3. × 二重鎖切断も修復される場合がある。
- 4. × 直接作用は放射線が直接DNAに作用するものである。
- 5. × 間接作用によるDNA障害は一本鎖切断に限らない。
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