第77回 午前 問11
放射性核種の分離法で正しいのはどれか。
- 1共沈法は溶解度積の法則を利用する。
- 2電気泳動法はイオン化傾向の差を利用する。
- 3ラジオコロイド法はイオン交換樹脂によるろ過を利用する。
- 4電気化学的分離法はイオン交換体の分布係数の違いを利用する。
- 5Szilard‑Chalmers〈ジラード・チャルマー〉法では Rf 値の違いを利用する。
正答: 1
放射性核種の分離法にはそれぞれ異なる物理化学的原理が用いられる。共沈法は目的核種と担体との溶解度積の違いを利用して沈殿させ分離する方法であり、微量の放射性核種を効率よく回収できる。
- 1. ○ 共沈法は溶解度積の法則に基づき、担体と共に目的核種を沈殿させて分離する方法である。
- 2. × 電気泳動法はイオンの電荷や移動度の差を利用する方法であり、イオン化傾向の差を利用するものではない。
- 3. × ラジオコロイド法はコロイド粒子への吸着・凝集現象を利用する方法であり、イオン交換樹脂によるろ過とは異なる。
- 4. × 電気化学的分離法は電極反応(酸化還元電位の差)を利用する方法であり、イオン交換体の分布係数の違いを利用するものではない。
- 5. × Szilard-Chalmers法は核反応に伴う化学結合の切断(反跳効果)を利用する方法であり、Rf値(クロマトグラフィーの指標)の違いを利用するものではない。
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