第76回 午後 問80
比例計数管で誤っているのはどれか。
- 1PR ガスを用いる。
- 2光電子増倍管を用いる。
- 3電子なだれを利用する。
- 4BF3 ガスを封入すると熱中性子を検出できる。
- 5印加電圧の変化による計数率特性から α 線と β 線を弁別できる。
正答: 2
比例計数管は封入ガス中で生じた一次電離電子が電場で加速され電子なだれ(ガス増幅)を起こし、パルス波高が放射線エネルギーに比例することを利用する検出器であり、光電子増倍管ではなくガス電離現象を検出原理とする。
- × PR(P-10)ガス(アルゴン90%・メタン10%等)は比例計数管で一般的に用いられる封入ガスである。
- ○ 比例計数管は光電子増倍管を用いず、ガス中の電子なだれによる電気パルスを直接検出する検出器である。光電子増倍管はシンチレーション検出器で用いる。
- × 比例計数管は印加電圧により生じる電子なだれ(ガス増幅)を利用してパルス波高を増大させる検出器である。
- × BF3ガスを封入した比例計数管は、10B(n,α)7Li反応を利用して熱中性子を検出できる。
- × 印加電圧を変えることでα線とβ線のパルス波高特性の違いを利用し、両者を弁別して計測できる。
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