第76回 午後 問35
食道癌に対する放射線治療で正しいのはどれか。
- 1急性期有害事象として嚥下時痛がある。
- 2日本では腺癌の割合が 50%以上である。
- 3晩期有害事象として口腔乾燥が最も多い。
- 4日本では食道癌Ⅰ期における化学放射線治療の 5 年生存率は約 50%である。
- 5放射線肺臓炎を避けるためには肺の最大線量を下げることが最も重要であ る。
正答: 1
食道癌に対する放射線治療の急性期有害事象として、食道粘膜炎による嚥下時痛(嚥下痛)は代表的な症状である。日本の食道癌は扁平上皮癌が大部分を占め、腺癌の割合は欧米に比べて低い。
- 1. ○ 急性期有害事象として嚥下時痛(食道炎による)がみられる。
- 2. × 日本では扁平上皮癌が大部分を占め、腺癌の割合が50%以上ではない。
- 3. × 晩期有害事象として頻度が高いのは食道狭窄などであり、口腔乾燥は頭頸部照射に伴うものである。
- 4. × 日本における食道癌Ⅰ期の化学放射線治療の5年生存率は約50%より高い水準が報告されている。
- 5. × 放射線肺臓炎の予防では肺の低線量域の照射体積(V20等)の管理が重視され、最大線量の低減のみが最重要とはいえない。
この分野を体系的に学ぶ: 放射線治療技術学のまとめ →