第76回 午前 問2
目的とする放射性核種の沈殿を防ぐために加えるのはどれか。
- 1還元剤
- 2共沈剤
- 3捕集剤
- 4保持担体
- 5スカベンジャ
正答: 4
放射化学分離操作において目的核種の濃度が極めて低い場合、共沈や壁への吸着により沈殿・損失しやすい。これを防ぐために非放射性の同位体または類似元素を「保持担体」として加え、目的核種を安定に保持させる。
- 1. × 還元剤。原子価を変えて分離操作を助けるための試薬であり、沈殿防止のための担体ではない。
- 2. × 共沈剤。目的核種を積極的に共沈させて分離・濃縮するために加える試薬であり、沈殿を防ぐものではない。
- 3. × 捕集剤。微量成分を捕集・濃縮するための試薬であり、沈殿防止が目的ではない。
- 4. ○ 保持担体。目的核種と同一元素の非放射性同位体を加え、微量核種が壁面吸着や共沈で失われるのを防ぎ、化学形を保持する。
- 5. × スカベンジャ。不要な不純物や妨害核種を除去するために加える試薬であり、目的核種の沈殿防止とは逆の役割を持つ。
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