診療放射線技師 過去問集
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第75回 午後 問35

腫瘍の致死線量を下げる方法はどれか。

  1. 1過分割での照射
  2. 2抗がん剤の併用
  3. 3線量率での照射
  4. 4放射線防護剤の併用
  5. 5強度変調放射線治療での照射

正答: 2

致死線量(放射線に対する感受性)は化学的・生物学的要因によって変化する。抗がん剤の併用は放射線増感作用により腫瘍細胞を同じ線量でもより多く死滅させる、すなわち致死線量を低下させる代表的な方法である。

  • 1. × 過分割照射は1回線量を下げて正常組織の晩期障害を軽減しつつ総線量を維持・増加させる手法であり、致死線量を下げる方法ではない。
  • 2. ○ 抗がん剤の併用は放射線増感効果により腫瘍の致死線量を低下させる。
  • 3. × 低線量率照射は線量率効果により細胞の修復時間が増え、むしろ同じ効果を得るための総線量は増加する方向に働く。
  • 4. × 放射線防護剤の併用は正常組織などを放射線障害から保護するものであり、致死線量を上げる方向に働く。
  • 5. × 強度変調放射線治療(IMRT)は線量分布を最適化する照射技術であり、腫瘍の放射線感受性自体を変える生物学的手法ではない。

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