第75回 午後 問31
シンチレータを用いたガンマカメラで正しいのはどれか。
- 1温度管理は不要である。
- 2光電子増倍管の出力信号は経時的に変化しない。
- 3平行多孔型コリメータは得られる像が拡大する。
- 4シンチレータが厚くなると空間分解能は低下する。
- 599mTc の γ 線とシンチレータの相互作用はコンプトン効果が主体である。
正答: 4
シンチレータを用いたガンマカメラでは、シンチレータ結晶が厚くなるとγ線が結晶内で拡散・散乱する距離が長くなり、光電子増倍管への入射位置のばらつきが増えるため空間分解能が低下する。
- 1. × NaI(Tl)結晶は吸湿性があり温度・湿度変化に敏感であるため温度管理が必要である。
- 2. × 光電子増倍管の出力信号は経時的に変化(ドリフト)するため定期的な校正が必要である。
- 3. × 平行多孔型コリメータは像を拡大せず等倍で投影するコリメータである。
- 4. ○ シンチレータが厚くなるほどγ線の結晶内での拡散が増え、空間分解能は低下する。
- 5. × 99mTc(140keV)とNaI(Tl)シンチレータとの相互作用はこのエネルギー域では光電効果が主体である。
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