第75回 午後 問3
Wilzbach〈ウィルツバッハ〉法について正しいのはどれか。
- 1標識位置は安定している。
- 2合成は数分程度で完了する。
- 3比放射能が高い標識化合物が得られる。
- 4放射化学的純度が高い標識化合物が得られる。
- 5トリチウムガスと水素原子の交換反応を用いる。
正答: 5
正答は5。Wilzbach法はトリチウムガス中に化合物を放置し、トリチウムのβ線による自己放射線分解を利用して水素原子と交換反応させ標識する方法である。
- 1. × 交換反応はランダムに起こるため標識位置は不安定(特定できない)。
- 2. × 反応には長時間(数日〜数週間)を要する。
- 3. × 自己放射線分解により化合物が破壊されるため比放射能は高くならない。
- 4. × 放射線分解による副生成物が多く放射化学的純度は低い。
- 5. ○ トリチウムガスと標識化合物の水素原子との交換反応を用いる標識法である。
この分野を体系的に学ぶ: 放射化学のまとめ →