第75回 午前 問33
2 核種同時収集について誤っているのはどれか。
- 1散乱線の低減に TEW 法が有用である。
- 299mTc と 201Tl の同時収集が可能である。
- 3異なる放射性医薬品を用いた位置ずれのない SPECT 画像が得られる。
- 4半導体式の SPECT 装置はシンチレーション式に比べて光電ピークの分離精 度が高い。
- 5異なる核種のエネルギースペクトルが相互干渉する現象をクロスキャリブ レーションという。
正答: 5
正答は5。異なる核種のエネルギースペクトルが重なり相互に干渉する現象はクロストーク(ダウンスキャッター)と呼ばれ、クロスキャリブレーションとは別の概念である。
- 1. × 散乱線の低減にTEW法が有用である。TEW法は散乱線補正に広く用いられる有用な手法である。
- 2. × 99mTcと201Tlの同時収集が可能である。両核種はエネルギーピークが離れており、実際に同時収集が行われる代表的組合せである。
- 3. × 位置ずれのないSPECT画像が得られる。同一体位・同一時相で収集するため体動による位置ずれのない画像が得られる。
- 4. × 半導体式SPECT装置はシンチレーション式より光電ピークの分離精度が高い。エネルギー分解能に優れるため分離精度が高い。
- 5. ○ 異なる核種のスペクトルが相互干渉する現象をクロスキャリブレーションという。正しくはクロストークと呼び、クロスキャリブレーション(装置間の校正合わせ)とは異なる概念であるため誤り。
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