診療放射線技師 過去問集
ホーム第75回 › 午前 問26 ・ 科目: 放射線計測学のまとめ

第75回 午前 問26

2つ選ぶ核医学の試料計測装置で正しいのはどれか。 2つ選べ。

  1. 1ウェル型シンチレーションカウンタは β 線を測定する。
  2. 2ウェル型シンチレーションカウンタの表示単位は Sv である。
  3. 3ウェル型シンチレーションカウンタは試料の液量依存性がある。
  4. 4ウェル型電離箱放射能測定装置の測定上限値は 1 GBq 程度である。
  5. 5ウェル型電離箱放射能測定装置は測定する試料の放射能が高いほど短時間で 測定できる。

正答: 3・5

正答は3・5。ウェル型シンチレーションカウンタは試料の液面高さにより計数効率が変化するため液量依存性があり、ウェル型電離箱放射能測定装置は微弱なイオン電流を検出するため、放射能が高いほど電流が大きく安定した読み取りを短時間で得やすい。

  • 1. × ウェル型シンチレーションカウンタはβ線を測定する。NaI(Tl)結晶を用いた装置であり主にγ線を検出する。
  • 2. × ウェル型シンチレーションカウンタの表示単位はSvである。表示単位は計数率やBqであり、線量当量の単位Svではない。
  • 3. ○ 試料の液量依存性がある。液面高さにより検出器との幾何学的効率や自己吸収が変化するため計数値は液量に依存する。
  • 4. × 測定上限値は1GBq程度である。実際の測定可能範囲は数十kBqから数十GBq程度と広く、1GBq程度は低すぎる。
  • 5. ○ 放射能が高いほど短時間で測定できる。放射能が高く電離電流が大きいほど信号が安定し、短時間で精度の高い値が得られる。

この分野を体系的に学ぶ: 放射線計測学のまとめ →

×