診療放射線技師 過去問集
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第74回 午後 問43

皮膚表面から最大深が 20 mm ある標的の治療を電子線を用いて行う。 適切な深部量百分率曲線とボーラスの組合せはどれか。 ただし、治療有効深は 80 %とする。

  1. 1A ボーラス無し
  2. 2B ボーラス無し
  3. 3B 10 mm ボーラス
  4. 4C ボーラス無し
  5. 5C 10 mm ボーラス

正答: 5

最大深20 mm の標的を治療有効深80%で電子線治療する設計問題。治療有効深(80%線量深)が標的最深部20 mm をカバーする必要がある。エネルギーが高く80%深が20 mm より深い曲線をそのまま使うと不要な深部照射となり、逆に浅すぎる曲線ではボーラスで表面を持ち上げて80%深を20 mm に合わせる。80%深が30 mm 相当の曲線Cに10 mm のボーラスを置くと、実効的に80%深が皮膚下20 mm となり標的を過不足なくカバーできる。

  • × 曲線A(80%深が20 mm より浅い)でボーラス無しでは標的最深部に80%線量が届かない。
  • × 曲線B単独では80%深が標的深に一致せず、標的深部の線量が不足または過剰となる。
  • × 曲線Bに10 mm ボーラスを加えると80%深が浅くなりすぎ、標的最深部20 mm を80%でカバーできない。
  • × 曲線Cをボーラス無しで使うと80%深が20 mm より深く、標的より深部の正常組織を過剰に照射する。
  • ○ 曲線C(80%深≈30 mm)に10 mm ボーラスを置くと実効80%深が皮膚下20 mm となり、標的を過不足なくカバーできる。

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