第74回 午前 問68
放射線による発がんで正しいのはどれか。
- 1最も発生数が多いのは膵臓癌である。
- 2最も発生率が高いのは白血病である。
- 3年齢が高くなるほどリスクは高くなる。
- 4固形がんの発生リスクは男性の方が高い。
- 5固形がんは被ばく後 10 年以内に発生する。
正答: 2
放射線による発がんのうち、確率的影響としての発生率が最も高いとされるのは白血病である。白血病は他の固形がんに比べ潜伏期間が短く、被ばく後比較的早期(数年程度)に発症しやすいことが疫学調査で知られている。
- 1. × 最も発生数が多いのは膵臓癌である。原爆被爆者調査等では膵臓癌が最多という知見はない。
- 2. ○ 最も発生率が高いのは白血病である。白血病は放射線誘発がんの中で最も発生率(過剰相対リスク)が高いとされる。
- 3. × 年齢が高くなるほどリスクは高くなる。一般に被ばく時年齢が若いほど生涯リスクは高くなる。
- 4. × 固形がんの発生リスクは男性の方が高い。原爆被爆者データでは女性の方が過剰相対リスクが高い傾向が報告されている。
- 5. × 固形がんは被ばく後10年以内に発生する。固形がんは白血病に比べ潜伏期間が長く、10年以降も発生が続く。
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