第74回 午前 問60
肝細胞癌で正しいのはどれか。
- 1早期から黄疸が出現する。
- 2肝硬変患者での発症が多い。
- 3特異性の高い腫瘍マーカーは CEA である。
- 4早期からリンパ節転移をきたすことが多い。
- 5我が国では B 型肝炎ウイルスに起因するものが最も多い。
正答: 2
肝細胞癌は我が国では慢性肝炎・肝硬変を背景に発症することが多く、特にC型肝炎ウイルス由来のものが最も多い。黄疸は進行するまで出現しにくく、リンパ節転移よりも血行性(門脈・肝静脈)転移や肝内転移が主体であり、腫瘍マーカーはAFPやPIVKA-IIが特異性が高い(CEAは大腸癌等で用いられる)。
- 1. × 黄疸は病期が進行してから出現することが多く、早期からは出現しにくい。
- 2. ○ 肝細胞癌は肝硬変を背景として発症することが多い。
- 3. × 肝細胞癌に特異性の高い腫瘍マーカーはAFP・PIVKA-IIであり、CEAではない。
- 4. × 肝細胞癌は血行性転移が主体であり、早期からのリンパ節転移は多くない。
- 5. × 我が国では肝細胞癌の原因としてC型肝炎ウイルスに起因するものが最も多い。
この分野を体系的に学ぶ: 基礎医学大要のまとめ →