第73回 午後 問27
半導体検出器を使った核医学装置で正しいのはどれか。
- 1素子が小さいので半導体カメラのコリメータは必要ない。
- 2術中プローブは手術中に高解像度の画像を得ることができる。
- 3半導体カメラのエネルギー分解能は FWHM で 15%程度である。
- 4半導体カメラの計数率特性はシンチレーションカメラより優れている。
- 5半導体カメラの散乱線の割合はシンチレーションカメラと同程度である。
正答: 4
正答:4
CZT(CdZnTe)などの半導体カメラは、検出部が微小なピクセル素子に分割され、γ線を素子ごとに直接電気信号へ変換して独立に処理する。全面を光電子増倍管で共有するシンチレーションカメラと異なりパルスの重なりや数え落としが起こりにくく、計数率特性は優れている。
- × コリメータは入射γ線の方向を限定して投影像を作るための機構であり、素子が小さくても撮像には必須である。
- × 術中プローブは計数値や音でRIの集積部位を探索する非画像型の検出器であり、画像は得られない。
- × 半導体カメラのエネルギー分解能は140 keVでFWHM 5%前後であり、NaIシンチレーションカメラ(10%程度)より優れる。15%程度は誤り。
- ○ 素子ごとの独立した直接変換・信号処理により、計数率特性はシンチレーションカメラより優れている。
- × エネルギー分解能が高くウィンドウ幅を狭く設定できるため、散乱線の混入割合はシンチレーションカメラより少ない。同程度ではない。
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