診療放射線技師 過去問集
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第73回 午後 問12

超音波画像診断装置について正しいのはどれか。

  1. 1音響レンズにはガラスが用いられる。
  2. 2パルス幅が狭いと距離分解能が低下する。
  3. 3周波数が高いほど深部の観察が容易となる。
  4. 4同一物質中の音速は周波数によらず一定である。
  5. 5方位分解能は振動子の口径の大きさに比例する。

正答: 4

正答:4

音速は媒質の密度と体積弾性率で決まる媒質固有の値であり、同一物質中では周波数によらずほぼ一定である(軟部組織で約1530 m/s)。超音波診断装置はこの一定音速を前提に、エコーの往復時間から反射体の深さを算出している。

  • × 音響レンズには、生体と音響インピーダンスが近く音速が生体より遅いシリコーンゴムが用いられる。ガラスではない。
  • × パルス幅が狭い(短い)ほど距離分解能は向上する。低下するのは逆である。
  • × 周波数が高いほど生体内での減衰が大きく、深部の観察は困難になる。深部観察には低い周波数を用いる。
  • ○ 音速は媒質の密度と弾性率で決まり、周波数に依存しない。
  • × 方位分解能(識別できる最小距離)はビーム幅≒1.22λ/Dで決まり、振動子口径Dが大きいほど小さくなる(=向上する)。口径に比例するのではなく反比例の関係である。

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