第73回 午前 問37
リニアックのフラットニングフィルタについて正しいのはどれか。
- 1ターゲットの上流側にある。
- 2素材はアルミニウム合金である。
- 3ビーム中心ほどフィルタ厚が薄くなる。
- 4照射野内 X 線強度分布を平坦化させる。
- 5フラットニングフィルタ通過後のビーム線質は軟化する。
正答: 4
リニアックのフラットニングフィルタは、ターゲットで発生したX線の中心部が強く周辺部が弱いという不均一な強度分布を補正し、照射野内の線量分布を平坦化させるために用いられる。フィルタはターゲットの下流側(患者側)に配置され、ビーム中心軸付近ほど厚く、周辺ほど薄い形状をしている。
- 1. × ターゲットの下流側に設置されており、上流側にあるという記述は誤り。
- 2. × 素材には真鍮やタングステンなど原子番号の大きい金属が用いられ、アルミニウム合金ではない。
- 3. × ビーム中心ほどフィルタ厚は厚く、周辺ほど薄くなる構造であり、記述と逆である。
- 4. ○ 照射野内のX線強度分布を平坦化させることがフラットニングフィルタの目的であり、正しい。
- 5. × フィルタ通過後は低エネルギー成分が優先的に吸収されるためビーム線質は硬化し、軟化するという記述は誤り。
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