第72回 午後 問81
放射性試料を測定時間 t で測定したとき全計数値 N が得られた。 このときの標準偏差を含む計数率を求める式として正しいのはどれか。 ただし、測定値は Poisson〈ポアソン〉分布に従うものとする。
- 1N±√N
- 2N±(√N)/t
- 3(N/t)±√N
- 4(N/t)±(√N)/t
- 5(N/t)±√(N/t)
正答: 4
測定時間 t で全計数値 N が得られたとき、計数率は n=N/t である。計数値 N の標準偏差はポアソン統計より √N なので、計数率の標準偏差は √N/t となる。したがって標準偏差を含む計数率は N/t ± √N/t と表される。
- × √N や N±√N の形は「計数値」の表現であって、時間 t で割った「計数率」になっていない。
- × t を掛ける(N·t など)方向は次元が計数率と合わず誤り。標準偏差項も √N/t になっていない。
- × 標準偏差項が √N/t の形をとっておらず、σ=√N を t で割るという関係を満たさない。
- ○ N/t ± √N/t が正しい形。計数率 N/t に、その標準偏差 √N/t を付した表現。
- × √(Nt) など時間と計数値を掛け込む形は、計数率の標準偏差 √N/t を与えず誤り。
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