第71回 午後 問88
通常の立位胸部 X 線写真と比較して、仰臥位ポータブル胸部 X 線写真の特徴で 正しいのはどれか。
- 1心陰影は縮小する。
- 2胃泡が明瞭となる。
- 3側面撮影の画質は向上する。
- 4肩甲骨の肺野との重なりが減少する。
- 5心陰影に重なる肺血管の描出が不良である。
正答: 5
仰臥位ポータブル撮影は立位正面撮影よりも短い撮影距離・臥位という条件の違いにより、心陰影が拡大し、心陰影に重なる肺血管陰影の描出が不良となる。仰臥位では横隔膜が挙上し胃泡も不明瞭になりやすい。
- 1. × 心陰影は縮小する。実際は撮影距離が短く拡大するため誤り。
- 2. × 胃泡が明瞭となる。仰臥位では横隔膜挙上により胃泡はむしろ不明瞭になりやすく誤り。
- 3. × 側面撮影の画質は向上する。ポータブル撮影は基本的に正面のみで側面撮影自体行われず誤り。
- 4. × 肩甲骨の肺野との重なりが減少する。臥位では肩甲骨を十分に外転できず重なりはむしろ増加し誤り。
- 5. ○ 心陰影に重なる肺血管の描出が不良である。心陰影拡大と条件の違いにより血管陰影の描出能が低下する。
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