第71回 午後 問70
放射線治療に用いられる重荷電粒子と物質の相互作用について誤っているのはど れか。
- 1放射損失は衝突損失よりも小さい。
- 2物質の原子核と破砕反応を起こす。
- 3物質の軌道電子との相互作用が主である。
- 4飛程終端で Bragg〈ブラッグ〉ピークを持つ。
- 5質量衝突阻止能は重荷電粒子の電荷に反比例する。
正答: 5
重荷電粒子は物質中を通過する際、主に軌道電子との相互作用(衝突損失)によりエネルギーを失い、飛程終端でブラッグピークを形成する。質量衝突阻止能は粒子の電荷の2乗に比例するため、電荷に反比例するという記述は誤りである。
- 1. × 重荷電粒子は質量が大きいため制動放射(放射損失)は小さく、衝突損失の方が支配的である。
- 2. × 重荷電粒子は物質の原子核と核破砕反応を起こすことがある。
- 3. × 重荷電粒子は主に軌道電子との相互作用(衝突損失)によりエネルギーを失う。
- 4. × 重荷電粒子は飛程の終端付近でエネルギー損失が急増するブラッグピークを持つ。
- 5. ○ 誤り。実際は質量衝突阻止能は重荷電粒子の電荷の2乗に比例し、電荷に反比例するものではない。
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