第71回 午後 問65
放射線照射による個体への影響について正しいのはどれか。
- 1半致死線量は線量率に依存しない。
- 2半致死線量は個体によらず一定である。
- 3早期の粘膜炎発生にはしきい値がある。
- 4染色体異常の発生率は線量に依存しない。
- 5白血病の発生率は年齢によらず一定である。
正答: 3
放射線による確定的影響である早期の粘膜炎は、一定の線量を超えないと発生しない、すなわちしきい値を持つ現象である。一方、半致死線量は線量率や個体差の影響を受け、染色体異常や白血病の発生率も線量や年齢によって変化する。
- 1. × 半致死線量は線量率が低いほど生存率が高くなるなど、線量率に依存する(線量率効果)。
- 2. × 半致死線量は動物種や個体の放射線感受性の違いにより一定ではない。
- 3. ○ 早期の粘膜炎などの確定的影響は、一定線量以上でなければ発生しないしきい値を有する。
- 4. × 染色体異常の発生率は線量に依存して増加する(線量依存性を示す)。
- 5. × 白血病の発生率は被曝時年齢などの要因により異なり、年齢によらず一定ではない。
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