第71回 午後 問9
X 線 CT において、特定の検出器素子の感度異常によって生じるのはどれか。
- 1部分体積効果
- 2リングアーチファクト
- 3モーションアーチファクト
- 4ウィンドミルアーチファクト
- 5ビームハードニングアーチファクト
正答: 2
正答: 2
X線CT装置では多数の検出器素子がリング状(アレイ状)に配置されており、特定の検出器素子の感度が他と異なると、その素子が担当する投影データに系統的な誤差が生じる。この誤差は再構成画像上で回転中心を中心とした同心円状の濃度ムラ、すなわちリングアーチファクトとして現れる。
- 1. × 部分体積効果はボクセル内に複数組織が混在することで生じる現象であり、検出器の感度異常とは無関係である。
- 2. ○ 検出器素子の感度異常は投影データの系統誤差となり、再構成画像上に同心円状のリングアーチファクトを生じる。
- 3. × モーションアーチファクトは撮影中の患者体動に起因するものであり、検出器の異常とは関係しない。
- 4. × ウィンドミルアーチファクトはヘリカルピッチや再構成間隔に関連して生じるらせん状のアーチファクトである。
- 5. × ビームハードニングアーチファクトはX線の線質硬化(低エネルギー成分の優先吸収)に起因するものである。
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