診療放射線技師 過去問集
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第71回 午後 問3

2つ選ぶ放射性標識化合物の分解で正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 1放射線分解は比放射能に依存しない。
  2. 2α 線は β 線よりも放射線分解を起こしやすい。
  3. 3ラジカルが生成されると放射線分解が抑制される。
  4. 4小分けして保存することで放射線分解を低減できる。
  5. 5低温で保存するよりも常温で保存する方が放射線分解は起こりにくい。

正答: 2・4

正答: 2, 4

放射性標識化合物の放射線分解は、化合物自身が放出する放射線のエネルギーや線質、保存条件(濃度・温度・分割保存の有無)に強く依存する。LETの高い放射線ほど電離・励起密度が高く分解を起こしやすく、また高比放射能の試料を少量ずつ分けて保存すると自己放射線分解による影響を抑制できる。

  • 1. × 放射線分解の程度は比放射能に依存し、比放射能が高いほど自己放射線分解が起こりやすい。
  • 2. ○ α線はβ線よりLETが高く、単位飛程あたりの電離・励起作用が大きいため放射線分解を起こしやすい。
  • 3. × ラジカルの生成は分解反応の連鎖を引き起こす要因であり、放射線分解を抑制するのではなく促進する。
  • 4. ○ 小分けして保存すると1容器あたりの放射能量が減り、自己放射線分解による分解生成物の蓄積を低減できる。
  • 5. × 低温保存は分子運動やラジカル反応を抑制し放射線分解を軽減するため、常温保存の方が分解は起こりやすい。

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