第71回 午前 問16
脳の TOF(time-of-flight)MRA で脳実質の信号を抑制するのに併用されるのはどれか。
- 1IR(inversion recovery)パルス
- 2DE(driven equilibrium)パルス
- 3MT(magnetization transfer)パルス
- 4MPG(motion probing gradient)パルス
- 5CHESS(chemical shift selective)パルス
正答: 3
TOF法のMRAは血流の流入効果で血管信号を高信号化するが、脳実質など静止組織からの信号がコントラストを低下させるため、MTパルスを併用して静止組織の信号を選択的に抑制する。
- 1. IRパルスは特定のT1値を持つ組織(脂肪や脳脊髄液など)を抑制する手法であり、脳実質全体の抑制に用いる標準手法ではない。
- 2. DEパルスは定常状態を利用した信号強調に関わる手法であり、脳実質信号抑制の併用パルスではない。
- 3. 【正答】 MTパルスは自由水と結合水間の磁化移動を利用して脳実質信号を低下させ、血管とのコントラストを高める。
- 4. MPGパルスは拡散強調画像で水分子の拡散運動を検出する傾斜磁場であり、脳実質信号抑制目的ではない。
- 5. CHESSパルスは脂肪信号を選択的に抑制するパルスであり、脳実質全体の抑制目的ではない。
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