第70回 午前 問62
ドパミン作動性神経の機能低下によって発症する疾患はどれか。
- 1てんかん
- 2一過性全健忘
- 3一過性脳虚血
- 4Parkinson(パーキンソン)病
- 5Alzheimer(アルツハイマー)型認知症
正答: 4
Parkinson病は中脳黒質のドパミン作動性神経が変性・脱落し、線条体でのドパミン産生が低下することで運動症状(振戦・固縮・寡動)を呈する疾患である。他の選択肢はいずれも異なる病態機序によるものである。
- 1. × てんかん。大脳皮質ニューロンの異常な過剰放電が原因であり、ドパミン神経の機能低下は主因ではない。
- 2. × 一過性全健忘。海馬を中心とした一過性の記憶障害で、ドパミン系の異常が主因ではない。
- 3. × 一過性脳虚血。脳血流の一過性途絶による症状で、神経伝達物質の変性が原因ではない。
- 4. ○ Parkinson病。黒質のドパミン作動性神経の変性・脱落によりドパミンが減少し発症する。
- 5. × Alzheimer型認知症。大脳皮質・海馬の萎縮とアミロイドβ蓄積が主体で、主にコリン作動性神経系の障害が関与する。
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