診療放射線技師 過去問集
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第70回 午前 問21

超音波像におけるアーチファクトと発生する部位の組合せで正しいのはどれか。

  1. 1音響陰影 囊胞の後方
  2. 2後方エコー増強 胆石の後方
  3. 3多重反射 横隔膜の後方
  4. 4ミラー効果 血管壁の後方
  5. 5レンズ効果 腹直筋の後方

正答: 5

正答: 5

レンズ効果は、探触子直下に腹直筋など音速の異なる層があると超音波ビームが屈折し、深部構造が実際と異なる位置に描出されるアーチファクトで、腹直筋の後方でみられる。他の選択肢は組合せの部位や現象が誤っている。

  • 1. × 音響陰影は減衰・反射の大きい結石や骨などの後方に生じる。囊胞は減衰が少なく後方エコー増強を示すので組合せが誤り。
  • 2. × 後方エコー増強は囊胞など減衰の少ない構造の後方に生じる現象で、高減衰の胆石の後方には生じない(胆石は音響陰影)。
  • 3. × 多重反射は強い反射体間で超音波が往復し等間隔のエコーが多数現れる現象で、横隔膜付近ではミラー効果が代表的である。
  • 4. × ミラー効果は横隔膜のような強い鏡面反射体の後方に虚像が鏡映して描出される現象で、血管壁の後方ではない。
  • 5. ○ レンズ効果は腹直筋など音速差のある組織による屈折で深部像の位置がずれるアーチファクトである。

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